まず典型金属化合物の合成と反応について講義した後、有機遷移金属錯体の構造と配位子について基本的な事項を講義する。続いて配位子置換反応、酸化的付加反応、酸化的環化反応、還元的脱離反応、カルボニル挿入反応、アルケン挿入反応などの有機金属化合物の基本的な反応素過程について概説し、最後に実際の合成反応として、カップリング反応やメタセシス反応を取り上げて説明する。有機金属化合物を用いる有機合成について基盤的な知識を得ることができる。
有機金属錯体を用いる有機合成反応について、その基礎から実際の利用法まで修得することができる。
有機金属、有機合成
✔ 専門力 | 教養力 | コミュニケーション力 | 展開力(探究力又は設定力) | 展開力(実践力又は解決力) |
板書を中心とする。授業最初に前回の講義内容の理解度を確認する小テストを行う。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | 典型金属化合物の合成と反応1(リチウム,マグネシウム,亜鉛) | 授業中に有機金属化合物に関する課題を課すことがある |
第2回 | 典型金属化合物の合成と反応2(13族) | 授業中に有機金属化合物に関する課題を課すことがある |
第3回 | 典型金属化合物の合成と反応3(14族) | 授業中に有機金属化合物に関する課題を課すことがある |
第4回 | 遷移金属錯体の基礎1(構造,酸化数,配位子) | 授業中に有機金属化合物に関する課題を課すことがある |
第5回 | 遷移金属錯体の基礎2(反応) | 授業中に有機金属化合物に関する課題を課すことがある |
第6回 | 遷移金属錯体の基礎3(反応) | 授業中に有機金属化合物に関する課題を課すことがある |
第7回 | カルボニル錯体の反応 | 授業中に有機金属化合物に関する課題を課すことがある |
第8回 | アルケン,ジエン錯体の反応 | 授業中に有機金属化合物に関する課題を課すことがある |
第9回 | アルキン,アレーン錯体の反応 | 授業中に有機金属化合物に関する課題を課すことがある |
第10回 | アリル錯体の反応 | 授業中に有機金属化合物に関する課題を課すことがある |
第11回 | クロスカップリング反応1 | 授業中に有機金属化合物に関する課題を課すことがある |
第12回 | クロスカップリング反応1 | 授業中に有機金属化合物に関する課題を課すことがある |
第13回 | カルベン錯体の反応 | 授業中に有機金属化合物に関する課題を課すことがある |
第14回 | 水素化反応・酸化反応 | 授業中に有機金属化合物に関する課題を課すことがある |
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
なし
毎回OCWiに講義資料を掲載するので,各人印刷やダウンロードして持参すること。
ハートウイグ:有機遷移金属化学(東京化学同人)
有機金属錯体を用いる合成反応全般に関し、その理解度を小テスト,レポート,期末試験により評価する。
有機化学に関する基本的な知識を有していることが望ましい。