2022年度 通信理論(電気電子)   Communication Theory (Electrical and Electronic Engineering)

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開講元
電気電子系
担当教員名
青柳 貴洋  TRAN GIA KHANH 
授業形態
講義    (対面型)
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
火1-2(S221)  金1-2(S221)  
クラス
-
科目コード
EEE.S341
単位数
2
開講年度
2022年度
開講クォーター
4Q
シラバス更新日
2022年5月11日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

情報理論の基本定理などを概観し、基礎知識を身に付ける。
具体的には情報の扱いに関する基本的なモデルを想定し、データ圧縮に関する代表的な符号(語頭符号、ハフマン符号、イライアス符号、ZL符号),通信路の容量に関わる基本定理,誤り訂正符号技術(線形ブロック符号、巡回符号、畳み込み符号、LDPC符号)、暗号の理論、公開鍵暗号理論などについて学び、その理論を理解する。

到達目標

情報通信のための情報の符号化・圧縮や、通信路の容量・符号化、いろいろな誤り訂正符号、および暗号の基礎理論について理解し、基本知識を習得する.

対応する学修到達目標は、
(1) 【専門力】基盤的な専門力
(4) 【展開力】(探究力又は設定力)整理及び分析できる力
(7) 幅広い専門知識を習得し,より高度な専門分野や他分野に自ら学修を広げる力

キーワード

情報の符号化、情報の圧縮、通信路容量、誤り訂正符号、暗号

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)
・電気電子分野の応用専門力

授業の進め方

毎回の講義の冒頭で、前回の演習問題の解説を行います。引き続いて、各回の内容について講義します。講義の後半で該当内容の演習問題に取り組んでもらいます。復習を怠らないようにしてください。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 通信システム概論:通信伝送のモデル・情報量・エントロピー 教科書第1章・第2章の精読 T2Scholarアップロード資料の精読 講義後の資料内容の再確認
第2回 情報源符号化(情報源符号化, 語頭符号, 情報源符号化定理) 教科書第3章の精読 T2Scholarアップロード資料の精読 講義後の資料内容の再確認
第3回 データ圧縮(その1) 教科書第4章前半の精読 T2Scholarアップロード資料の精読 講義後の資料内容の再確認
第4回 データ圧縮(その2) 教科書第4章後半の精読 T2Scholarアップロード資料の精読 講義後の資料内容の再確認
第5回 通信路容量(通信路の確率モデル, 相互情報量, 通信路容量) 教科書第5章の精読 T2Scholarアップロード資料の精読 講義後の資料内容の再確認
第6回 通信路符号化(通信路符号化, 通信路符号化定理, 繰返し符号) 教科書第6章1節~2節の精読 T2Scholarアップロード資料の精読 講義後の資料内容の再確認
第7回 通信理論に関する中間試験 第1回から第6回の内容
第8回 誤り訂正符号(線形ブロック符号) 教科書第6章3、4節の精読 OCW-iアップロード資料の精読 講義後の資料内容の再確認
第9回 誤り訂正符号(巡回符号, 畳み込み符号) 教科書第6章5節の精読 T2Scholarアップロード資料の精読 講義後の資料内容の再確認
第10回 誤り訂正符号(LDPC符号) 教科書第6章6節の精読 T2Scholarアップロード資料の精読 講義後の資料内容の再確認
第11回 連続情報と連続通信路 教科書第7章の精読 T2Scholarアップロード資料の精読 講義後の資料内容の再確認
第12回 暗号の基礎理論 教科書第8章1節~2節の精読 T2Scholarアップロード資料の精読 講義後の資料内容の再確認
第13回 暗号の例(共通鍵暗号、ハッシュ関数、公開鍵暗号) 教科書第8章3節~7節の精読 T2Scholarアップロード資料の精読 講義後の資料内容の再確認
第14回 期末試験 第8回から第13回の内容

授業時間外学修(予習・復習等)

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

通信理論入門,坂庭好一,笠井健太,コロナ社,2014

参考書、講義資料等

イラストで学ぶ情報理論の考え方,植松友彦,講談社, 2012

成績評価の基準及び方法

情報の符号化・圧縮、通信路容量・符号化、誤り訂正符号、暗号の基礎理論などについての理解度を評価。
配点は、中間試験(40%)・期末試験(40%)、演習(20%)。

関連する科目

  • 信号システム
  • 光エレクトロニクス

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

基本的な数学(大学1・2年)の知識を有すること。

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