2019年度 エレクトロニクスの基礎   Fundamentals of Electronics

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開講元
電気電子系
担当教員名
宮本 恭幸 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
金1-2(W541)  
クラス
-
科目コード
EEE.G291
単位数
1
開講年度
2019年度
開講クォーター
2Q
シラバス更新日
2019年3月18日
講義資料更新日
2019年8月2日
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

本科目は,電子工学に関しその基礎概念を学ぶ。交流回路,半導体工学,電子回路,コンピュータ,集積回路,無線通信の基礎とその相互関連について概観する。
これらを通じて,電気・電子回路における複素表現の工学的な有用性と使用方法,固体や半導体の基本的な現象と性質,コンピュータの原理とそれを実現する集積回路技術の概要,無線通信技術の基本を理解することで,電子工学の重要な概念と,現代の電子デバイスや電子機器の基本構成および基本動作原理の知識を獲得することを目的とする。

到達目標

本科目を履修することで次の能力を修得する。
1)電子工学の基礎概念とその相互関連性を説明できる
2)電子回路の設計に必要な過渡応答と周波数特性の導出ができる
3)固体と半導体の動作原理と基本特性に関する基礎知識を有する
4)コンピュータの基本構成とそれを実現する集積回路技術の基礎知識を有する

キーワード

電気回路,半導体工学,電子回路,抵抗,容量,インダクタ,キルヒホッフの法則,複素数,周波数特性,過渡応答特性,MOSトランジスタ,半導体,増幅器,コンピュータ,集積回路,無線通信

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

学生は授業前にOCW-iに掲載する講義資料を読んでおくことが必要である。毎回,講義の最後に課題を課す。学生は課題に対してレポートを作成し,次の講義で提出すること。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 エレクトロニクスとは何か? および電気回路の基礎 キルヒホッフの法則を扱える。
第2回 電気回路の時間・周波数応答 回路の時間応答と周波数応答が導出できる。
第3回 固体と半導体 バンドギャップが形成される原理と半導体デバイスの動作原理,PN接合の電気特性を説明できる。
第4回 MOSトランジスタ MOSトランジスタの動作原理と速度、スケーリングを理解できる。
第5回 小信号等価回路と増幅 小信号等価回路および電子回路の基本特性を説明できる。
第6回 論理回路 論理回路の説明ができる。
第7回 コンピュータと集積回路 集積回路の製造方法,論理回路とメモリ,論理遅延時間と消費電力,スケーリング則について説明できる
第8回 無線通信技術 発振器・ミクサーなどの無線通信の高周波回路技術について説明できる。

教科書

なし。

参考書、講義資料等

講義資料をOCW-iに掲載するので,講義前にダウンロードしておくこと。

成績評価の基準及び方法

毎回課題レポートを課し,最後に総合的な期末試験を行う。
配点は,課題レポート40点,期末試験60点。

関連する科目

  • GRE.P101 : 科学・技術の創造プロセス【5類】
  • GRE.B101 : エレクトロニクス概論

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

特に設けないが,物理と数学の復習を強く推奨する。

連絡先(メール、電話番号)    ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。

E-mail: miya[at]ee.e.titech.ac.jp

オフィスアワー

随時メールで連絡のこと。

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