2018年度 環境浄化工学実験   Environmental Cleanup Laboratory

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開講元
電気電子系
担当教員名
安岡 康一  全 俊豪 
授業形態
講義 /     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
集中講義等   
クラス
-
科目コード
EEE.P332
単位数
2
開講年度
2018年度
開講クォーター
2Q
シラバス更新日
2018年4月9日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

現在実用化されている世界最先端の高電圧工学の応用として,大気浄化の決め手である電気集塵技術,排水の再利用を可能とする高度水処理技術がある。人類に不可欠な大気と水に関わるこれらの環境浄化技術は高電圧と放電技術を基盤としているため,講義で基礎知識を習得し,実験を通して実際的な理解を深めることで,東京工業大学工学院出身者に求められる知識・能力・教養を養う。
それぞれのテーマに関して,動作原理の理解,チームによるプロトタイプの製作などのグループ学習を行うことで環境浄化技術の理解を深めるとともに,課題設定力,実践力および解決力を向上させる。また,これらの取り組みを通じて,チームワーク,リーダーシップ,コミュニケーション力を涵養することや,機器を用いるときの準備や安全性の確保,データの取り方やまとめ方,考察のしかたやレポートの作成方法など,技術者としての実践的な基本を涵養することも重要なねらいのひとつである。

到達目標

本実験を履修することで次の能力を修得する。
1)高電圧技術,放電現象について基礎理論を理解し、環境浄化技術への応用例を説明することができる。
2)電気集塵技術の集塵原理および技術課題を理解し,集塵効率の計測手法を修得するとともに,浄化したい大気汚染に対する適切な電気集塵技術を提案できる。
3)高度水処理技術の浄水原理および技術課題を理解し,オゾン生成効率などの計測手法を修得するとともに,浄化したい排水に対する適切な浄水技術を提案できる。

キーワード

高電圧,絶縁,コロナ放電,静電気,帯電,バリア放電,電気集塵機,オゾン発生器

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

本科目は講義+実験で行う4日間の集中講義である。前半は大気浄化技術についての講義と実験,後半は高度水処理技術についての講義と実験を行う。レポートは期日までに提出しなければならない。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 現状の大気浄化技術に関する講義,グループワーク 電気集塵機の動作原理を理解し,電極設計を行う。
第2回 電気集塵機を用いた大気浄化模擬実験 自作の電気集塵機の集塵性能を実測する。
第3回 現状の高度水処理技術に関する講義,グループワーク オゾン発生器の動作原理を理解し,電極設計を行う。
第4回 オゾン発生器を用いた高度水処理模擬実験 自作のオゾン発生器を用いたオゾン濃度を実測し,模擬廃水を処理する。

教科書

特になし

参考書、講義資料等

講義資料は事前にOCW-iにアップする。

成績評価の基準及び方法

全出席および全実験履修が原則。実験レポートの提出状況と採点結果により成績を評価する。遅刻,欠席を繰り返した場合は不合格とすることがある。

関連する科目

  • EEE.P331 : 高電圧工学

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

履修条件は特に設けない。電気電子系学部3年および4年生の受講を推奨するが,1年,2年生および他系の学生も受講可能。

連絡先(メール、電話番号)    ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。

zen[at]ee.e.titech.ac.jp

オフィスアワー

メールで事前予約すること。居室は南3号館6階615号室

その他

平成30年度の集中講義日程は9月18日(火曜日)~9月21日(金曜日)の4日間の1限~8限とする。

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