2016年度 電気機器設計および製図   Design and Drawing of Electric Machine

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開講元
電気電子系
担当教員名
中村 雅憲 
授業形態
講義 /     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
金2-4(S621)  金2-4(S224)  
クラス
-
科目コード
EEE.P351
単位数
2
開講年度
2016年度
開講クォーター
1-2Q
シラバス更新日
2016年1月11日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

 本講義では,電気機器の基礎原理,誘導電動機,交流発電機,直流機,変圧器,パワー半導体デバイスの設計の要点,電磁界解析の適用例,電気機器製図の基本について講述し,これに基いて電気機器の設計および作図を実習する。
 設計という観点から電気機器を考えることによって,その本質についての理解を深める。設計の基本的な考え方とキーポイントを把握し,電気機器周辺のシステム設計との関係を知るとともに,製図の基本を理解し図面が読めるようになることをねらいとする。

到達目標

本講義では,各種電気機器の設計法及び製図について,次の諸点の習得を目標とする。
1) 電気機器の本質を理解し,設計という観点から説明できる。
2) 基本的な考え方とキーポイントを把握して電気機器の基本設計ができる。
3) 電気機器とその周辺のシステム設計との関係を理解できる。
4) 製図の基本を理解し,基本的な図面を読み取れる。

キーワード

電気機器,誘導電動機,交流発電機,直流機,変圧器,電磁界解析,製図

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

毎回の講義では,電気機器の原理や設計例を講述する。最後に,与えられた仕様を満足する電気機器の設計を行う。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 電気機器の本質 サイズと容量,損失,絶縁と温度 サイズと容量,損失,絶縁と温度についての理解
第2回 電気機器設計の基礎 概要,基本原理,鉄機械と銅機械 概要,基本原理,鉄機械と銅機械についての理解
第3回 電気機器設計の基礎 完全相似にある機器,不完全相似性,微増加比例法 完全相似にある機器,不完全相似性,微増加比例法についての理解
第4回 三相誘導電動機の設計 三相誘導電動機の巻線法,巻線形回転子の巻線,かご形回転子 三相誘導電動機の巻線法,巻線形回転子の巻線,かご形回転子についての理解
第5回 巻線形三相誘導電動機の設計 装荷の分配,比装荷と主要寸法,固定子スロットと鉄心外径 装荷の分配,比装荷と主要寸法,固定子スロットと鉄心外径についての理解
第6回 巻線形三相誘導電動機の設計 ギャップ長,回転子鉄心,巻線抵抗,漏れリアクタンス ギャップ長,回転子鉄心,巻線抵抗,漏れリアクタンスについての理解
第7回 巻線形三相誘導電動機の設計 励磁電流と鉄損,機械損,無負荷電流,等価回路と特性 励磁電流と鉄損,機械損,無負荷電流,等価回路と特性についての理解
第8回 巻線形三相誘導電動機の設計 温度上昇,主要材料の使用量,設計表 温度上昇,主要材料の使用量,設計表についての理解
第9回 かご形誘導電動機の設計 装荷の分配,比装荷と主要寸法,固定子鉄心の寸法 装荷の分配,比装荷と主要寸法,固定子鉄心の寸法についての理解
第10回 かご形誘導電動機の設計 ギャップ長,かご形回路の電流,巻線抵抗,漏れリアクタンス ギャップ長,かご形回路の電流,巻線抵抗,漏れリアクタンスについての理解
第11回 かご形誘導電動機の設計 励磁電流と鉄損,機械損,無負荷電流,等価回路と特性 励磁電流と鉄損,機械損,無負荷電流,等価回路と特性についての理解
第12回 かご形誘導電動機の設計 温度上昇,主要材料の使用量,設計表 温度上昇,主要材料の使用量,設計表についての理解
第13回 電磁界解析 電磁界解析,適用例 電磁界解析,適用例についての理解
第14回 電気機器製図 電気機器製図の基礎,作図法, 電気機械製図の基礎,作図法についての理解
第15回 工場見学 部品の製造工程,組み立て工程,実装工程 部品の製造工程,組み立て工程,実装工程についての理解

教科書

竹内寿太郎原著 「大学課程 電機設計学」 オーム社 (ISBN 978-4274129278)

参考書、講義資料等

なし

成績評価の基準及び方法

かご形誘導電動機の設計のレポートによる。

関連する科目

  • EEE.P301 : 電気機器工学

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

電機機器工学を履修しておくことが望ましい。

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