2019年度 デジタル信号処理   Digital Signal Processing

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開講元
システム制御系
担当教員名
原 精一郎 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
月5-6(S514)  木5-6(S514)  
クラス
-
科目コード
SCE.I203
単位数
2
開講年度
2019年度
開講クォーター
4Q
シラバス更新日
2019年3月18日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

最初に信号のデジタル化について講述する.続いて,時間領域と周波数領域をつなぐための離散フーリエ変換を含む直交変換について講述する.さらに,時系列信号の符号化法について実例を含めて講述する.加えて,線形離散時間システム理論に基づくFIR,IIRフィルタの理論と設計を講述する.

周囲や自身の状態に応じて動作する機械やシステムの解析・作成にあたって,計測された信号の解析に関する知識.技術は必須である.
この授業では,信号のデジタル化によって可能となる処理について教授する.

到達目標

本講義を履修することによって次の能力を修得する。
1) 時系列の信号に関するデジタル化の概念を理解する
2) デジタル化された信号に施されるフィルタやフーリエ変換などの処理について理解する
3) 以上について実践する技術を修得する

キーワード

量子化,離散化,デジタル化,線形離散時間システム理論,離散フーリエ変換,符号化法,フィルタ

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

講義と理解を確認するための演習を行う.

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 講義の概要,信号処理の基礎 特になし
第2回 線形時不変システム,たたみ込み演算 たたみ込みに関する課題
第3回 Z変換 Z変換に関する課題
第4回 離散フーリエ変換 離散フーリエ変換に関する課題
第5回 離散時間システム,サンプリング定理 サンプリング定理に関する課題
第6回 伝達関数,インパルス応答 インパルス応答に関する課題
第7回 周波数特性,システムの安定性 周波数特性に関する課題
第8回 高速フーリエ変換 高速フーリエ変換に関する課題
第9回 デジタルIIRフィルタ IIRフィルタに関する課題
第10回 デジタルFIRフィルタ FIRフィルタに関する課題
第11回 適応信号処理 適応信号処理に関する課題
第12回 信号の符号化(波形符号化,ベクトル量子化等) 符号化に関する課題
第13回 自己相関関数 自己相関関数に関する課題
第14回 パワースペクトルの推定 パワースペクトルに関する課題
第15回 まとめと期末テスト なし

教科書

特になし

参考書、講義資料等

講義資料は各回の授業で配布する.

ディジタル信号処理: 大類重範, 日本理工出版会(2001)
スペクトル解析: 日野 幹雄, 朝倉書店(1977)

成績評価の基準及び方法

講義に関する内容について理解していることを課題の提出,および最終テストによって評価する.

関連する科目

  • SCE.I201 : 計測・信号処理基礎
  • SCE.I202 : 不規則信号処理
  • SCE.I301 : 画像センシング

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

「計測・信号処理基礎」「不規則信号処理」を受講していることが望ましい

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