【概要】本講義では、生産工学の基本として、"Fundamentals of Production Technology、Heat and Mass Transfer in Polymer Processing、さらにWelding and Joiningについて教授する。
Fundamentals of Production Technologyでは機械加工の原理について理論解析に基づき解説します。
Heat and Mass Transfer in Polymer Processingではプラスチック成形加工を熱流体工学の視点から解説します。
Welding and Joiningでは接合加工の原理について解説します。
【ねらい】生産工学について、加工の原理から生産管理まで総合的な理解を促すことを目指しています。
本講義を履修することにより、生産現場で必要な、加工に関する知識を習得することが出来る。
切削、研削、接合、溶接、プラスチック成形加工
✔ 専門力 | ✔ 教養力 | ✔ コミュニケーション力 | 展開力(探究力又は設定力) | 展開力(実践力又は解決力) |
タイから配信される講義をTV回線を通じて受講する。講義を中心に行い、演習やレポートなどの課題をこなす。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | Fundamentals of Production Technologyの緒言 塑性力学の基礎 | 機械産業における製造技術の役割と本講義の目的を理解する 塑性力学の基礎を理解する |
第2回 | 鍛造加工の理論と技術 | 鍛造工程の理論と技術について理解する。 |
第3回 | 板材成型の理論と技術 | 板材成型の理論と技術を理解する |
第4回 | 切削加工の理論と技術 | 切削加工の理論と技術を理解する |
第5回 | 研削加工の理論と技術、および先端的加工技術 | 研削加工の理論と技術、および先端的加工技術を理解する. |
第6回 | プラスチック材料の特徴とその成形加工 | プラスチック材料の基本的な特徴とその成形加工技術を理解する.また,溶融プラスチック材料の特徴的な挙動を理解する. |
第7回 | 溶融プラスチック流れを扱うための流体力学 | 溶融プラスチック流れを扱うために,流体の粘性による運動量輸送メカニズムを理解し、層流の速度分布を記述する. |
第8回 | 溶融プラスチック流れを扱うための伝熱学 | 溶融プラスチック流れを扱うために,移流による熱輸送メカニズムを理解し,層流の温度分布を記述する. |
第9回 | 熱工学の視点から考える金型温度 | 射出成形の冷却工程に与える金型温度の影響を理解するとともに,金型温度の制御手法を学ぶ. |
第10回 | 温度計測技術 | ふく射伝熱の基礎を理解し,侵襲性温度測定,半/非侵襲性温度測定の基礎を学ぶ. |
第11回 | 溶接と接合技術の全体像と用語 | 溶接や接合技術の背景と用語を理解する.科学技術の観点からプロセスを分類し,継ぎ手設計において必要となる知識を理解する. |
第12回 | 支配機構と重要な現象/電源とプラズマの電磁気学的関係と制御 | プラズマ等,様々な電磁気学的現象とそのメカニズムを考慮して設計されている電源の設計思想を理解する. |
第13回 | 支配機構と重要な現象/熱および物質の移動 | 熱伝導と物質の移動を考慮して設計されている溶接・接合プロセスのの設計思想を理解する. |
第14回 | 支配機構と重要な現象/冶金現象 | 冶金現象を考慮して設計されている溶接・接合プロセスのの設計思想を理解する. |
第15回 | 幅広い科学分野に立脚した溶接・接合技術の総括と演習 | 溶接・接合プロセスが幅広い技術分野に立脚し,科学的に設計されていることを理解する |
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ本学の学修規程で定められた時間を目安に行う。
担当教員が指定するもの
担当教員が指定するもの
演習課題および期末試験で評価
なし