2018年度 タグチメソッド   Taguchi Method

文字サイズ 

アップデートお知らせメールへ登録 お気に入り講義リストに追加
開講元
機械コース
担当教員名
細川 哲夫 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
金5-6(S422)  
クラス
-
科目コード
MEC.G532
単位数
1
開講年度
2018年度
開講クォーター
2Q
シラバス更新日
2018年5月14日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
アクセスランキング
media

講義の概要とねらい

【概要】本講義ではタグチメソッドについて、講義により基礎理論を解説する.
【ねらい】ロケットや人工衛星などの航空宇宙機器の信頼性は事故例を見るまでも無く,最重要課題である.信頼性の向上は単に個々の製品の高信頼性化だけにとらわれるのではなく,システム全体としてばらつきに対する頑健性(ロバスト性)を評価する必要がある.タグチメソッドは工業製品のロバスト性からシステム全体の信頼性まで考慮した品質の工学的手法であり,世界的に高く評価されている。技術系大学院卒の標準取得技術としてタグチメソッドは,必須の科目である。

到達目標

ばらつきの評価指標である静特性のSN比と動特性のSN比の計算式を定義できる。性能と品質(ばらつき)を同時に改善するパラメータ設計の計画を立案し、その実験結果の解析ができる。

キーワード

品質工学、誤差因子、目的機能、基本機能、機能性評価、最適化、2段階設計

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

本講義ではタグチメソッドの基礎となる統計的考え方から実験計画法,機能性評価、ロバストパラメータ設計などを学ぶ。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 企業におけるモノづくりの課題とタグチメソッドへの期待 タグチメソッドの開発設計アプローチ モノづくりの課題とタグチメソッドの狙いを理解する
第2回 2乗和の分解とSN比の基礎 教科書P.31 練習問題(5)~(8)
第3回 1元配置・2元配置実験とSN比及び交互作用 教科書P.45~47 練習問題(9)~(11) 演習問題(7)~(10)
第4回 直交表実験とその解析方法 教科書P.42 P.95~102の精読と理解 交互作用の意味と直交表実験における交互作用の影響を理解する
第5回 望目特性のパラメータ設計 教科書P.119~121 練習問題(22) 演習問題(11) (12)
第6回 機能性評価の考え方(目的機能と基本機能) 教科書P.81~92の精読と理解 演習課題
第7回 動特性のSN比とパラメータ設計 事例紹介 教科書P.79~80 練習問題(12)~(18)
第8回 まとめ

教科書

小野元久編著 『基礎から学ぶ品質工学』  日本規格協会,ISBN978-4-542-51142-2 

参考書、講義資料等

特になし

成績評価の基準及び方法

演習課題(30%) 期末試験(70%)

関連する科目

  • なし
  • なし

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

なし

このページのトップへ