2019年度 危機管理   Crisis Management

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開講元
原子核工学コース
担当教員名
尾本 彰  千葉 敏  相樂 洋  伊藤 哲朗  岡本 浩  菅原 慎悦  板橋 功  富永 真哉  谷口 富裕 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
集中講義等 (原講571, North No.2, 5F-571)  
クラス
-
科目コード
NCL.O604
単位数
1
開講年度
2019年度
開講クォーター
2Q
シラバス更新日
2019年5月9日
講義資料更新日
-
使用言語
英語
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講義の概要とねらい

緊急事態発生時の危機管理について広く学外からの原子力分野以外も含めた専門家からの講義を受け、危機管理の在り方・日本における危機管理体制とその問題について理解を深める。
博士後期課程学生の履修を想定している。

到達目標

危機管理の在り方の理解

キーワード

危機管理

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

講義・討議・演習

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 (6月16日 (日) 09:00-10:30) 我が国の危機管理 国内外の危機管理体制および福島第一事故の知識をベースにして危機管理体制を理解しそのあり方について議論できる様になること
第2回 (6月16日 (日) 10:45-12:15) 電力網の危機管理 例えば自然災害に遭遇しても電力網の高信頼度を確保するためにどの様な設備と運営がされているかを理解しどうあるべきかを議論できる様になること
第3回 (6月16日 (日) 13:20-14:50) リスク管理とコミュニケーション リスクコミュニケーションの3領域(crisis, consensus, care)を良好事例およびどうあるべきかを含め理解し議論できる様になること
第4回 (6月16日 (日) 15:05-16:35) 国際テロ情勢・テロ対策・核セキュリテイ テロの趨勢、テロ対策の現状とあり方、原子力安全と対比した核セキュリテイ問題の構造を理解し議論できる様になること
第5回 (6月22日 (土) 09:00-10:30) サイバーセキュリテイと危機管理における情報インフラ 原子力発電所のサイバーセキュリテイについて脆弱性と対策について理解し議論できる様になること。また、機器対応に際して必要となる情報インフラを福島第一事故の知識をベースにして理解し議論できる様になること
第6回 (6月22日 (土) 10:45-12:15) 安全・セキュリテイに関する総合的ガバナンス・レジームの整備 安全・セキュリテイ を確保する上でどの様なレジームが何故必要かを現状の問題点を通して理解し議論できる様になること
第7回 (6月22日 (土) 13:20-14:50) 危機管理を含む国際機関の役割と国際基準 危機管理を含む 国際機関の役割と国際基準を理解し議論できる様になること。扱う領域は危機管理を含むが、規制人材育成という観点から国際機関・国際基との観点からより広く安全・セキュリテイ・保障措置の領域を対象とする
第8回 (6月22日 (土) 15:05-16:35) 討議 および演習 特定の問題についての討議と危機管理演習によって危機管理にとって重要なコミュニケーション能力を涵養すること

教科書

無し

参考書、講義資料等

アイアン ミロフト「危機を避けられない時代のクライシス・マネジメント」徳間書店
林信行+山路達也「Googleの決断思考」ポプラ新書
東京商工会議所 「危機管理対応マニュアル」
IAEA Nuclear Security Series 22 “Cyber Security for Nuclear Security Professionals”
“Terrorism and the Electric Power Delivery System”, 全米科学アカデミー
Chatham house report “Cyber Security at Civil Nuclear Facilities”

成績評価の基準及び方法

レポートにより理解と課題は握力と洞察力を調べる

関連する科目

  • NCL.O603 : リスク評価と管理

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

リスクとリスク管理の理解と知識

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