エネルギーに関連する科学技術は深く社会に根ざしている。それは、エネルギーが1)生活に必須のものであり、2)エネルギーについての人々の考え方に多様性があり、3)エネルギー消費と生活の質はトレードオフであって、この問題をどう考えるかは社会の構成員全体に開かれた問題だからである。従ってエネルギーに関連する科学者・技術者は自分たちと異なる背景を持つ人々との対話についての哲学を持たなければならない。このコースは、学生がエネルギービジネスへの様々な人々の参加のデザインを考えることを通じて異なる人々との対話の足場作りをするための基礎を提供する。
この集中講義は、市民、あるいは企業のエネルギービジネスに対する参加のありかたに焦点をあて、エネルギーと社会に関連する様々な知見を統合する洞察力を養うことを目的とする。
エネルギービジネス 参加のデザイン 事例紹介 グループワーク
専門力 | ✔ 教養力 | ✔ コミュニケーション力 | ✔ 展開力(探究力又は設定力) | 展開力(実践力又は解決力) |
毎回、エネルギーに関連した異なる分野の第一線で活躍する講師を招き、講義とグループワークを行う。2クラス続きの授業で前半では、講師による講義によって考えるべき課題が与えられ、グループワークを通じて議論を深める。学生は、自分の知りたいこと、自分が考えるために必要なことを知るためには、どのような質問をし、どのように議論を運んでいったらいいのかについても講師とのやり取り、世話教員のファシリテーション(司会)を通じて学ぶ。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | エネルギービジネスにおける参加のデザイン、アジアにおけるエネルギー需給見通しと日本のエネルギービジネス、水素社会のリスク・コストと未来の展望、太陽光発電をめぐる社会的な問題と市民参加等の話題について2コマ続きの授業を行う。 | 授業で教員が指示する。 |
特になし
教員が指示する。
授業中の課題ならびに宿題50%
最終レポート50%
特になし
夏期集中講義として開講する。日時はOCWIを参照。