2020年度 環境高分子化学   Environmentally-Friendly Polymer Chemistry

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開講元
エネルギーコース
担当教員名
佐藤 浩太郎 
授業形態
講義    (Zoom)
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
金3-4(Zoom)  
クラス
-
科目コード
ENR.H450
単位数
1
開講年度
2020年度
開講クォーター
4Q
シラバス更新日
2020年12月14日
講義資料更新日
-
使用言語
英語
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講義の概要とねらい

本講義では,環境適応型高分子について学び、エネルギー・環境問題と高分子材料の関わりについて考える。高分子の合成・製造に関する基礎知識を振り返るとともに、環境を意識した材料や最先端の研究を学び、材料開発に対する考え方の理解を深めることを目的とする。

到達目標

高分子材料は、私たちの身の回りで広く使われ生活に利便性をもたらしている一方で、近年、海洋汚染など環境問題が取り沙汰されてきている。本講義では主にエネルギー・環境問題と高分子材料の関わりについて、生分解性やバイオベース高分子材料を対象として、その製造方法や使用用途などを理解するとともに、高分子材料のリサイクルなどについても学ぶ。また、製造法に関連して、高分子合成方法論についても振り返る。

キーワード

高分子化学、環境適応材料、リサイクル、生分解性ポリマー、バイオベースポリマー、精密重合

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

配付資料の内容に沿って進める。資料は必要に応じて授業の冒頭に配布する。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 身の回りの高分子とエネルギー/環境問題 身の回りの高分子と環境問題の関係を説明できる。
第2回 高分子材料とリサイクル 高分子材料のリサイクルの現状を学ぶとともに将来性について説明できる
第3回 生分解性ポリマーについて 種々の生分解性ポリマーについて特に製造方法を中心に説明できる。
第4回 バイオベースポリマーについて 種々のバイオベースポリマーについて特に製造方法を中心に説明できる。
第5回 精密重合とバイオベースポリマー 1 精密重合について振り返るとともにバイオベースポリマーへの展開を説明できる。
第6回 精密重合とバイオベースポリマー 2 引き続き精密重合について振り返るとともにバイオベースポリマーへの展開を説明できる。
第7回 その他の低環境負荷型ポリマー 様々なエネルギー・環境問題を意識した低環境負荷型ポリマーについて説明できる。
第8回 まとめ 講義を振り返るとともに将来展望について俯瞰できる

授業時間外学修(予習・復習等)

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

指定なし

参考書、講義資料等

講義資料は講義中に配布する

成績評価の基準及び方法

主に課題レポートの内容を基に評価する

関連する科目

  • CAP.P211 : 高分子化学第一(逐次重合)
  • CAP.P212 : 高分子化学第二(連鎖重合)
  • CAP.P411 : 高分子合成特論第一

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

高分子の合成化学および有機化学に関連する講義を履修している、または同等の知識があることが望ましい。

連絡先(メール、電話番号)    ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。

佐藤浩太郎 
satoh[at]cap.mac.titech.ac.jp

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