2023年度 機械システム開発プロジェクト   Creative Design Project of Mechanical Systems

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開講元
機械系
担当教員名
-
授業形態
   (対面型)
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
火5-8(石川台3号館 201A~C,301,302,303号室)  水1-4(石川台3号館 201A~C,301,302,303号室)  
クラス
-
科目コード
MEC.Q311
単位数
4
開講年度
2023年度
開講クォーター
3-4Q
シラバス更新日
2023年9月14日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

本講義では関連する講義である「機械システムデザイン」で企画した機械システムを対象に以下の内容を実施する.

・グループワークに参加し,機能を実現するアイデアについて議論しレポートにまとめる.
・グループワークに参加し,複数人でプロジェクトを立案するとともに分担して遂行する.
・グループワークに参加し,機能を実現する機械システムの詳細設計および製作を行う.
・グループワークに参加し,製作物を他者に説明するためのプレゼンテーション資料をまとめる.

到達目標

1)グループで問題解決を図るためのディスカッションを実施し,プロジェクトを立案・遂行できる.
2)機械工学の専門知識を用いて,具体的な要求仕様を満足する機械を設計することができる.
3)機械工学の専門知識に基づき,設計した機械を具現化することができる.
4)設計製作の過程で顕在化する問題を分析し,解決策を新たに提案・実施することができる.
5)プレゼンテーション資料を作成することを通じて,他者にアイデアや製作物の構造を分かりやすく伝える技術を習得する.

この科目は,学修目標の
4.【展開力】(探究力又は設定力)整理及び分析できる力
6. 機械工学の発展的専門学力
7. 専門知識を活用して新たな課題解決と創造的提案を行う能力
の修得に対応する.

実務経験のある教員等による授業科目等

該当する 実務経験と講義内容との関連(又は実践的教育内容)
本講義は,企業でのロボット開発の実務経験を持つ教育担当教員がその実務経験を活かし,プロジェクトマネジメントを指導するとともに実際に動作可能な試作機開発について,ハンズオン教育を行う.

キーワード

企画力・設計力・創造的思考力・デザイン思考・プロトタイプ・グループワーク・加工技術・精密工学・制御技術・総合力・マネジメント能力・ディスカッション能力・プレゼンテーション能力

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

機械システムデザインで作製したプロトタイプおよび設計を元に目的課題を解決する機械システムを作製する.グループ毎に1台の機械を完成させることを目的に,マネジメントを含めグループごとに加工・製作を行い,最終発表を実施する.その間,2回の教員によるレビューを経ることで機械システムの高度化を図る.

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 開発スケジュール検討  -設計手順,課題,分担等の明確化 グループ毎に課題を設計手順,課題,分担等を決定する。
第2回 グループ設計・設計計算・製作製図  -コンセプトを具現化するためのパーツ選定等 課題を解決するコンセプトを具現化する為の各パーツ等を選定する。
第3回 グループ設計・設計計算・製作活動  -主要部品の材料加工と設計 課題を解決するコンセプトを具現化する為の各パーツを加工製作する。
第4回 グループ設計・製作活動・デザインレビュー  -問題点の洗い出し 課題を解決する機械システムを教員がレビューし、問題点を洗い出す。
第5回 グループ設計・製作活動・デザインレビュー  -問題点の改善検討とパーツの再選定 レビュー結果を基に再設計する。
第6回 グループ設計・製作活動・デザインレビュー  -機械システムの再作 レビュー結果を反映した再設計を元に再作する。
第7回 グループ設計・製作活動・デザインレビュー  -機械システムの再作部の効果検証 レビュー結果を反映した再設計を元に再作部の機能を確認する。
第8回 グループ設計・製作活動  -全ての材料加工 コンセプト具現化の為の機械システムを製作する
第9回 グループ設計・製作活動  -全ての材料加工と再調整 コンセプト具現化の為の機械システムを製作し、調整確認する
第10回 グループ設計・製作活動・デザインレビュー  -修正点の洗い出し 課題を解決する機械システムを教員がレビューし、問題点を洗い出す。
第11回 グループ設計・製作活動・デザインレビュー  -修正点の改善 レビュー結果を基に再設計・微調整する。
第12回 グループ設計・製作活動  -機械システムの完成 機械システムを完成させる
第13回 グループ設計・製作活動  -機械システムを説明するためのプレゼンテーションの作製 コンセプトの解決する機械システムを説明するプレゼンテーションを作成する
第14回 最終発表会  -機械システムを説明し,プレゼンテーションを行う. 製作した機械システムを説明するプレゼンテーションおよびデモンストレーションを行う.

授業時間外学修(予習・復習等)

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ本学の学修規程で定められた時間を目安に行う。

教科書

特に指定しない。講義資料は各課題の最初に配布するか若しくはT2SCHOLA上でダウンロードする

参考書、講義資料等

星野匡『発想法入門』 日経文庫 , ISBN-13: 978-4532110772,
Dustyn Roberts『Making Things Move動くモノを作るためのメカニズムと材料の基本』 オライリージャパン, ISBN-13: 978-4873115368,
松岡ほか 『Mメソッド多空間のデザイン思考』 近代科学社, ISBN-13: 978-4764904446
Karl Ulrich, Steven Eppinger『Product Design and Development 』 McGraw Hill Higher Education; 5th Revised Ed, ISBN-13: 978-0072296471

成績評価の基準及び方法

個人成績50%,グループ活動成績50%とする.個人成績は,提出物とピアレビューシートにより総合的に評価する.グループ活動成績は,デザインレビュー,中間発表,最終発表の事前準備および当日のプレゼンにより総合的に評価する.

関連する科目

  • MEC.Q301 : 機械システムデザイン
  • MEC.Q201 : 機械システム学
  • XEG.B101 : 工学リテラシーI
  • XEG.B102 : 工学リテラシーII
  • XEG.B103 : 工学リテラシーIII

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

機械システムデザインを履修していること、または同等の知識があること。実習装置の数に制限があるため定員を超えた場合は本授業は機械系の学生を優先とする。

連絡先(メール、電話番号)    ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。

各教員(mec.q311.ai[at]mech.titech.ac.jp)

オフィスアワー

上記メールアドレスを使い、事前に予約すること。

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