2022年度 航空工学概論   Introduction to Aeronautical Engineering

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開講元
機械系
担当教員名
井上 剛良  田頭 剛  中北 和之  原田 正志  二宮 哲次郎  平野 義鎭  森 晶彦 
授業形態
講義    (ブレンド型)
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
金5-8(I121)  
クラス
-
科目コード
MEC.M334
単位数
2
開講年度
2022年度
開講クォーター
4Q
シラバス更新日
2022年10月3日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

本講義では,航空機に用いられている技術について学習します.具体的には,ノズル流れの理論,ジェットエンジンのサイクル性能,圧縮機などの要素技術,航空機の空気力学、航空機力学と姿勢制御,航空機の構造や設計法について学びます.これにより,現在の航空宇宙技術の基礎を理解,修得し.さらに,そこにある課題とそれを解決するための考え方を養います.

到達目標

本講義を履修することによって次の能力を修得する。
1) 圧縮性流れの基礎であるノズル流れの理論が理解できる.
2) ジェットエンジンの構造,性能と用いられている技術が理解できる.
3)航空機の空力性能,飛行力学,姿勢制御と用いられている技術が理解できる.
4)航空機の構造、設計法と用いられている技術が理解できる.
5) 将来の航空機の開発における技術課題が理解できる.
この科目は,学修目標の
6.機械工学の発展的専門学力
7.専門知識を活用して新たな課題解決と創造的提案を行う能力
の修得に対応する.

キーワード

圧縮性流体、ジェットエンジン,空気力学,航空機力学,姿勢制御,航空機の構造、航空機設計

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

毎回の講義において配布する資料に基づいてその日の学習内容について説明します.

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 圧縮性流れの基礎と衝撃波 流れの基礎式と衝撃波について理解する
第2回 ノズル流れ ノズル内の圧縮性流れについて理解する
第3回 航空機の空気力学と風洞試験 航空機周りの流れと性能試験について理解する
第4回 航空機に働く力・圧力の計測 風洞試験によって機体に働く力・圧力を計測する手法について理解する
第5回 翼型と翼理論 翼型と翼理論について理解する
第6回 プロペラの理論と設計 プロペラの理論と設計について理解する
第7回 航空機力学と制御(1) 航空機に働く力と運動方程式について理解する
第8回 航空機力学と制御(2) 航空機の運動と安定性、操縦性について理解する
第9回 民間航空機の構造,強度,材料(1) 民間航空機の構造,強度,材料について理解する
第10回 民間航空機の構造,強度,材料(2) 民間航空機の構造,強度,材料について理解する
第11回 防衛用航空機設計と製造(1) 防衛用航空機設計と製造方法について理解する
第12回 防衛用航空機設計と製造(2) 防衛用航空機設計と製造方法について理解する
第13回 ジェットエンジンシステムと性能 ジェットエンジンのシステムとサイクル性能を理解する
第14回 ジェットエンジンの要素技術 軸流圧縮機とタービン等について理解する

授業時間外学修(予習・復習等)

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

必要に応じて資料を配布

参考書、講義資料等

講義資料は各講義で配布する。

成績評価の基準及び方法

航空宇宙技術の基礎知識(ジェットエンジン、空気力学、航空機力学、航空機の構造、設計など)の理解を評価する.各講義で課す問題のレポートで成績を評価する.

関連する科目

  • MEC.E201 : 熱力学(機械)
  • MEC.F201 : 基礎流体力学
  • MEC.F211 : 実在流体力学
  • MEC.C201 : 材料力学
  • MEC.A201 : 工業力学
  • MEC.M231 : 宇宙工学基礎

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

履修の条件を設けない

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