学士特定課題研究は東工大の研究室教育の中核をなすもので,体系的カリキュラムに基づくコースワークと相互補完的な役割をなす。個々の学生は,指導教員と協議して特定の研究課題に取り組み,次の各項目を実施する。
1) 討論や文献調査などを通じて解決すべき事項を明確化する。
2) 課題の解決方針を立案し,必要に応じて修正する。
3) 機械工学分野を中心とする知識を活用して,研究課題の解決を図る。
4) 解析や実験などを実践し,付随する各種の作業などにも習熟する。
5) 解析や実験などの結果に対して考察を行う。
6) 得られた成果をまとめて報告書を作成するとともに,発表・討論を行う。
学士特定課題研究を履修することにより,次の能力を習得する。
1) 機械工学分野における専門知識を課題解決に応用する力
2) 機械工学分野以外の専門分野の基礎を自ら学び,課題解決につなげる力
3) 機械工学分野における未解決の課題について,社会における課題の位置付けを理解し,課題解決が社会にもたらす影響を判断し,解決にあたる力
4) 論理的思考・説明能力を身に付け,議論を展開し,文書にまとめる力
5) 自立した一人の研究者としての意識をもち,他者との議論(異分野を含む)において意思疎通を図るために必要な知識と説明能力
なお,この科目は,学修目標の
9. 論理的思考と文章力を持ち,自らの考えを展開し,説明・表現する力
の修得に対応する.
研究活動,課題設定,文献調査,討論,報告書,発表会
✔ 専門力 | 教養力 | ✔ コミュニケーション力 | ✔ 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
指導教員の研究室で行い,実施計画は教員と学生が協議して決定する。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | 特に定めない | 特に定めない |
特に定めない
特に定めない
研究課題の報告書と発表会の内容に基づいて,「合否」で判定する。
学士特定課題研究(機械系)を履修する条件を満足していること。