2020年度 精密機械基礎学 A   Fundamentals of Precision Machinery A

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開講元
機械系
担当教員名
進士 忠彦  吉岡 勇人  土方 亘 
授業形態
講義    (Zoom)
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
火5-6(I121)  
クラス
A
科目コード
MEC.J311
単位数
1
開講年度
2020年度
開講クォーター
1Q
シラバス更新日
2020年9月18日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

 精密機械の概念,歴史,全体像を概観し,現代の超精密機構やマイクロ・ナノマシンの実例を紹介する.次に,その構成要素である送り機構,案内要素,アクチュエータ,センサ,制御に関して講述する.それらの要素を組み合わせ,実際の精密機械を設計するための,基本的な原理を説明する.最後に,実際の精密機械を加工,組み立て,評価する手法に関して,概説する.

到達目標

I.精密機械の概念,歴史,全体像を理解している.
II.精密機械の構成要素である送り機構,案内要素,アクチュエータ,センサ,制御について理解している.
III.上記構成要素を組み合わせ,精密機械を設計することができる.
IV.精密機械の加工,組み立て,評価手法を理解している.
この科目は,学修目標の
4. 【展開力】(探究力又は設定力)整理及び分析できる力
6. 機械工学の発展的専門学力
7. 専門知識を活用して新たな課題解決と創造的提案を行う能力
の修得に対応する.

キーワード

精密機械,マイクロ・ナノマシン,送り要素,案内要素,アクチュエータ,センサ,制御,運動創成,運動拘束,アッベの原理,構造ループ
精密加工法,組立法

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

講義の最後に,基本項目の理解を確認する小テストを行います.

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 精密機械の概念・歴史・全体像 (精密から超精密そしてマイクロ・ナノへ) 精密機械の概念の理解
第2回 精密機械実例(超精密機構,マイクロ・ナノマシン) 精密機械の実例の理解
第3回 精密機械要素1(送り要素,案内要素) 送り要素,案内要素の理解
第4回 精密機械要素2(アクチュエータ,センサ,制御) アクチュエータ,センサ,制御の理解
第5回 精密機械設計法(運動創成と拘束,運動創成と駆動,アッベの原理,構造ループ) 精密機械設計法の理解
第6回 精密機械製作法1(精密加工法,組立法) 精密機械製作法の理解1
第7回 精密機械製作法2(評価法) 精密機械製作法の理解2

授業時間外学修(予習・復習等)

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

特になし.資料を受講者に電子配信する.

参考書、講義資料等

精密工学,中沢弘,東京電機出版局
超精密システムの設計技術,日本機械学会編,コロナ社
ナノテクノロジーと超精密位置決め技術,大塚二郎,工業調査会

成績評価の基準及び方法

毎回の講義で課される提出課題を総合的に評価する.

関連する科目

  • MEC.J432 : 超精密機構とその制御
  • MEC.J332 : 精密測定学
  • MEC.J431 : 超精密計測

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

履修の条件を設けない

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