2020年度 機械設計製図基礎 B   Fundamentals of Machine Design and Drawing B

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開講元
機械系
担当教員名
轟 章  水谷 義弘  青野 祐子 
授業形態
演習 /実験     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
-
クラス
B
科目コード
MEC.H212
単位数
1
開講年度
2020年度
開講クォーター
3Q
シラバス更新日
2020年6月7日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

本講義では油圧ジャッキの強度設計と製図を通して,機械設計と製図の基礎について講義する.講義する主な項目は次のとおりである.

1. 機械のモデル化
2. 強度設計,規格に基づいた設計
3. 公差,表面粗さの決定
4. 適切な材料の選定
5. 製図の基礎(部品図,組立図)

到達目標

1. 機械の分解等の作業を通してそのシステムを理解し,機械をモデル化できる.
2. 各機械要素について,関連規格,強度,公差,表面粗さ,適切な材料を考えた設計ができる.
3. 3D-CADを用いて基本的な機械製図ができる.組立図を描ける.
この科目は,学修目標の
 4. 【展開力】(探究力又は設定力)整理及び分析できる力
 6. 機械工学の発展的専門学力
 7. 専門知識を活用して新たな課題解決と創造的提案を行う能力
の修得に対応する.

キーワード

機械設計,機械製図,強度設計,機械要素,CAD

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

簡単な講義と実習という形式で授業をすすめる。実習時間を確保するため,各回の学習目標をよく読み,配布テキストを参照して事前に予習を行うこと。テキストはPDFでダウンロードするのでパソコン,タブレットを持参することが望ましい。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 設計対象となる機械の説明 機械の分解と機械要素の調査 油圧ジャッキを分解して,部品の種類と点数を調べる
第2回 仕組みの説明 機械のモデル化 油圧ジャッキのシステムを理解し,油圧ジャッキをモデル化する
第3回 設計条件の設定(仕様),設計計算 要求事項により,最大荷重,最大揚程などの仕様を決定し,仕様を満足する機械の構造と機構を考える
第4回 機械要素の設計法,設計計算と機械製図 機械要素の設計法を修得する.各機械要素について設計計算と機械製図を行う.
第5回 材料の選定法,設計計算と機械製図 適切な材料の選定法を修得する.各機械要素について設計計算と機械製図を行う.
第6回 設計書の作成,機械製図図面の作成 設計書を作成し,組み立て図と一部の部品についての製図を開始する
第7回 機械製図図面の完成 組み立て図と部品図を完成させる.設計書,組み立て図,部品図を見直し,必要に応じて改善する.

教科書

OCWiにテキストおよび補助資料をアップロードする

参考書、講義資料等

吉本成香他 著,機械設計~機械の要素とシステムの設計~,オーム社(2013) ISBN 9784274069345

成績評価の基準及び方法

全べての授業に出席し,全ての課題を提出することが単位取得のための前提条件である.モデル化および計算書(70%),図面(30%)

関連する科目

  • MEC.H201 : 機械要素及び機械製図
  • MEC.H211 : 機械要素設計
  • MEC.A201 : 工業力学
  • MEC.C201 : 材料力学
  • MEC.K332 : 有限要素法
  • MEC.G211 : 機械材料工学
  • MEC.C331 : 材料強度学(機械)

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

機械要素及び機械製図(MEC.H201.R),機械要素設計(MEC.H211.A),材料力学(MEC.C201.R)を履修していること,または同等の知識があること。

その他

3D CAD を使用するので各自CADの利用できるPCを用意すること。授業ではInventorを用いる。

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