2019年度 自動車技術   Automotive Engineering

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開講元
機械系
担当教員名
花村 克悟  木崎 幹士  中澤 圭介  高橋 大志  水野 誠司  長谷川 元  野本 重光  芦田 信二郎  嶋田 隆  鎌田 展秀  関沢 省吾  平手 直樹  須田 理央  寺門 晋  近澤 亮介  加藤 秀雄 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
金5-8(I121)  
クラス
-
科目コード
MEC.N331
単位数
2
開講年度
2019年度
開講クォーター
3Q
シラバス更新日
2019年5月22日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

現在進められている自動車開発における最新技術全般を,その開発に携わった研究者により機械工学の基礎を踏まえながら解説いただく.自動車を取り巻く課題に始まり、駆動部であるエンジンや自動変速機構,さらにシャーシ技術による操舵安定性,空力特性や発生する熱のマネジメント,そしてデザインに至るまで,1つの完成品である自動車の開発について,さまざまな領域における課題を踏まえながら解説するものです.

到達目標

本講義を履修することによって,自動車技術全般に関する課題について理解が深まり,将来の自動車のあり方について考える素地を養うことを到達目標とする. さらに,個々の技術水準を理解することを目標とします.

キーワード

車両、操舵性能、空力特性、熱マネジメント、排ガス処理、自動変速機、自動運転、衝突安全性、デザイン

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

講義を中心として、レポートなどの課題をこなす。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 自動車を取り巻く課題 自動車業界の課題および目指す方向と新技術を学ぶ。
第2回 電動化技術と将来の方向性 電動パワープラント技術、目指すべき将来の電動化社会の姿を学ぶ。
第3回 内燃機関の技術進化 内燃機関の技術進化および将来に向けた取り組み、さらにモータースポーツ開発について学ぶ。
第4回 燃料電池(設計) 燃料電池技術の進化および将来に向けた取り組みについて学ぶ。
第5回 電池技術 電池技術の進化および将来に向けた取り組みについて理解する。
第6回 燃料電池(生技) 燃料電池での生産技術開発を通じトヨタ生産技術を学ぶ。
第7回 電動化を支える電子技術 パワーエレキの進化および電気電子関係の将来に向けた取り組みについて学ぶ。
第8回 自動車開発におけるMBD適用と新しいものづくり MBDについて、V字プロセスと要求分析を学び、企画から設計そして検証への流れと、最新のCAE技術を用いた開発期間短縮化を理解する。
第9回 自動運転技術の実用化に向けて 自動運転システムと運転支援技術を学ぶ。
第10回 つながるクルマの進化とそれを支える電子技術 繋がるクルマの進化とサービスを学び、コネクティッドサービスや自動運転に必要な電子技術を理解する。
第11回 優れたプラットフォームの造り方 車体技術を集約し、クルマ1台の土台としてまとめたプラットフォームについて理解する。
第12回 運転する愉しさと移動の快適さを向上させるシャシー制御技術 車両運動と操縦安定性の基本とシャシー制御技術を学ぶ。
第13回 自動車開発における空力の重要性と最新技術動向 空力特性による抵抗低減技術の基礎と関連技術について学ぶ。
第14回 自動車の安全技術(衝突安全) 衝突安全技術の進化と今後の課題を理解する。
第15回 自動車を支える材料技術の最新動向 自動車のニーズに応えるため多様化した自動車用材料の最新技術を理解する。

教科書

必要に応じて資料を配布する。

参考書、講義資料等

特になし。

成績評価の基準及び方法

講義の中での課題および最終レポートにより評価する。

関連する科目

  • SCE.M201 : 機械の運動と力学
  • ZUL.A201 : 機械の運動と振動の制御
  • MEC.E201 : 熱力学(機械)
  • MEC.F201 : 基礎流体力学
  • MEC.C201 : 材料力学

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

特になし。

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