【概要】有限要素法の基礎理論を講義し、パソコンを用いた有限要素解析の実習を行う。
【ねらい】実際的な有限要素法を利用する能力の習得を目指す。
二次元弾性有限要素法の基礎理論と実際の解析法を学び、解析精度や解析モデルの作り方、解析結果の評価方法を理解することを目的とする。
弾性、二次元、三角形要素、アイソパラメトリック要素
✔ 専門力 | 教養力 | コミュニケーション力 | 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
前半は二次元弾性有限要素法の理論、後半は有限要素法の構成について講義する。演習を通してより深く学習する。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | 緒言 | 有限要素法の必要性を理解しているか |
第2回 | 弾塑性有限要素法の理論的基礎 | 弾塑性有限要素法に必要な基礎理論を理解する |
第3回 | 仮想仕事の原理 | 仮想仕事の原理で定式化を行なう。 |
第4回 | 三角形要素 | 三角形要素の特徴を理解する。 |
第5回 | 剛性方程式 | 剛性方程式を導出する。 |
第6回 | アイソパラメトリック要素 | アイソパラメトリック要素を理解する |
第7回 | 二次元有限要素法 | 二次元有限要素法解析を理解する。 |
第8回 | 軸対象問題 | 軸対象問題を理解する。 |
第9回 | 歴史概観 | 開発の歴史と方法の基本的理解 |
第10回 | 振動解析のためのオイラー梁要素の定式化その1 | オイラー梁要素の定式化の詳細な理解 |
第11回 | 振動解析のためのオイラー梁要素の定式化その2 | オイラー梁要素の定式化の詳細な理解 |
第12回 | オイラー梁要素を用いた平面構造モデルの振動解析プログラミングその1 | 有限要素法のプログラム作成法基礎の理解 |
第13回 | オイラー梁要素を用いた平面構造モデルの振動解析プログラミングその2 | 有限要素法のプログラム作成法基礎の理解 |
第14回 | オイラー梁要素を用いた平面構造モデルの振動解析 | 振動解析の演習による解析と結果の理解 |
第15回 | まとめ |
後半の講義:大熊政明著、「構造動力学~基礎理論から実用手法まで~」朝倉書店、2012年発行。
担当教員が指定するもの
レポートにより評価する.
線形代数学第一・第二、材料力学A,工業力学Aを受講しておくこと。
偏微分方程式,連続体力学,テンソル、ベクトル解析などの知識があることが望ましい.
MatlabをインストールしたノートPCを持参すること。