2016年度 加工学概論   Introduction to Manufacturing Engineering

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開講元
機械系
担当教員名
赤坂 大樹  大竹 尚登  山本 貴富喜  山﨑 敬久  佐藤 千明  吉野 雅彦 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
水1-4(W531)  
クラス
-
科目コード
MEC.G311
単位数
2
開講年度
2016年度
開講クォーター
2Q
シラバス更新日
2016年4月27日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

本講義は,学部学生に対して,加工法の種類と特徴を教授するものである。まず機械部品,電気電子部品をはじめとする工業製品の製作に用いる基本的な各種加工法について概観し,製品の製作工程について述べる。特に,部品の加工法を取り上げ,材料特性と関連して加工原理を理解させたうえで,加工プロセスの基礎と応用を会得させる。これらの知識は製品の機能,構造の設計を行うに必須である。さらに各加工法の得失を考慮しながら,討論形式で製品に応じた適切な加工法の選択方法を学ばせる。

機械技術者として必要な加工プロセスの基礎を習得させることを本講義のねらいとする。さらに個々の加工方法が産業とどのように関連し貢献しているかを理解させる。 

機械技術者として必要な加工プロセスの基礎理論を習得させることを本講義のねらいとする。さらに個々の加工方法が産業とどのように関連し貢献しているかを理解させる。 

到達目標

加工学概論を履修することにより,次の能力を修得する。
1)ものつくりの概要を理解し,材料と適用部所に適した加工法を選択する能力
2)各種加工法の基礎を理解し,それらの長所と短所を見極める能力
3)材料と加工の相互関係を理解し利用する能力

キーワード

加工学,ものつくり,材料加工,加工法選択

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

1) 講義の後半で,その日の教授内容に関する演習問題に取り組んでもらいます。
2) 各回の授業内容をよく読み,課題を予習・復習で行って下さい。
3) 毎回の授業で出席を取ります。
4) 授業の前に、課題欄に記載されている項目について、予習しておくことが必要です。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 加工学とは ものつくりの概要を理解しているか
第2回 材料と加工 材料により加工法が異なることを理解しているか
第3回 鋳造,プラスチックの成形加工 鋳造の方法と結晶成長および欠陥を理解しているか,また射出成形の原理を理解しているか
第4回 溶接・接合 溶接の種類と特徴,熱影響部を理解しているか,またろう付け,固相接合,接着を理解しているか
第5回 塑性加工(圧延,押出し,引抜き) 圧延,押出し,引抜きの加工特性を理解しているか
第6回 塑性加工(板材成形,鍛造) 金型と金型加工法を理解しているか 金型加工へのCAEの適用を理解しているか
第7回 切削加工 切削加工の理論と実際を理解しているか
第8回 金型加工とCAE 金型と金型加工法を理解しているか 金型加工へのCAEの適用を理解しているか
第9回 研削加工 研削加工の理論と実際を理解しているか
第10回 研磨加工 研磨加工の理論と実際を理解しているか
第11回 電気加工とレーザ加工 放電加工の理論と実際を理解しているか レーザを用いた加工法を理解しているか
第12回 表面処理とコーティング 表面処理の方法とコーティングの特性を理解しているか
第13回 アディティブマニュファクチャリング アディティブマニュファクチャリングの現状を理解しているか
第14回 マイクロ加工 マイクロ加工法の種類と部材作製プロセスを理解しているか
第15回 材料加工法の選択 各種部材の適切な加工法を選択できるか

教科書

・帯川利之編:はじめての生産加工学,講談社 

参考書、講義資料等

・山口克彦・沖本邦郎編著,材料加工プロセス,共立出版株式会社
・谷泰弘・村田順二,生産加工入門,数理工学社

成績評価の基準及び方法

総合討論による到達目標1) (10%)
演習問題による到達目標2) (30%)
期末試験による到達目標1)2)3) (60%)

関連する科目

  • MEC.G211 : 機械材料工学

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

特に定めない

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