2016年度 自動車技術   Automotive Engineering

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開講元
機械系
担当教員名
花村 克悟  須藤 晶  新里 智則  高橋 徹  渡邉 生  名越 健太郎  上地 幸一  杉本 洋一  樋口 実  寺村 実  溝畠 仁  廣田 俊明  吉本 秀之  東 雄一  松橋 剛  新井 大輔 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
金5-8(I121)  
クラス
-
科目コード
MEC.N331
単位数
2
開講年度
2016年度
開講クォーター
3Q
シラバス更新日
2016年1月11日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

現在進められている自動車開発における最新技術全般を,その開発に携わった研究者により機械工学の基礎を踏まえながら解説いただく.自動車を取り巻く課題に始まり、駆動部であるエンジンや自動変速機構,さらにシャーシ技術による操舵安定性,空力特性や発生する熱のマネジメント,そしてデザインに至るまで,1つの完成品である自動車の開発について,さまざまな領域における課題を踏まえながら解説するものです.

到達目標

本講義を履修することによって,自動車技術全般に関する課題について理解が深まり,将来の自動車のあり方について考える素地を養うことを到達目標とする. さらに,個々の技術水準を理解することを目標とします.

キーワード

車両、操舵性能、空力特性、熱マネジメント、排ガス処理、自動変速機、自動運転、衝突安全性、デザイン

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

講義を中心として、レポートなどの課題をこなす。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 自動車を取り巻く課題 自動車を取り巻く、エネルギー供給、資源枯渇、環境汚染、交通システムなどの課題について学ぶ。
第2回 内燃機関の技術進化 内燃機関の技術進化について学ぶ。
第3回 自動変速機の最新技術と将来展望 自動変速機の基本技術とハイブリッドへの応用について理解する。
第4回 二輪・汎用における燃費/熱効率の向上技術 2輪や汎用機関の課題や内燃機関の熱効率向上に向けた最新技術について学ぶ。
第5回 電動化技術と将来の方向性 ハイブリッドや電気自動車について理解し、目指すべき将来の交通を考える。
第6回 自動車の安全技術(衝突安全) 衝突安全技術について理解し、その課題を抽出する。
第7回 ITS(高度運転支援システム)から自動運転技術の実用化に向けて 自動運転について、現在のITSから、その可能性と技術を理解する。
第8回 どんどんつながる車の進化と楽しさ 自動車とネット、自動車同士がネットでつながっていく進化について学び、その課題を理解する。
第9回 車を自在に操るためのシャーシ技術 操縦安定性の基礎理論を理解し、運動を自在化するための設計や制御技術を学ぶ。
第10回 自動車開発における空力・熱技術の重要性と最新技術動向 自動車開発における空力特性や熱制御について学ぶ。
第11回 優れたプラットフォームの造り方 自動車の土台としてまとめられたプラットフォームについてその製作方法や課題を理解する。
第12回 自動車開発におけるMBD適用とCAEを活用した新しいものづくり モデルベース開発(MBD)やコンピューター支援工学を利用した自動車開発について学ぶ。
第13回 自動車を支える材料技術の最新動向 軽量化など、自動車を支える材料技術について理解する。
第14回 自動車デザインとHondaのもの作り 車のデザインを通して、ホンダのもの作りを理解する。
第15回 レース用エネルギー回生技術 自動車レースに搭載された、熱効率向上のためのエネルギー回生技術について理解する。

教科書

必要に応じて資料を配布する。

参考書、講義資料等

特になし。

成績評価の基準及び方法

講義の中での課題および最終レポートにより評価する。

関連する科目

  • SCE.M201 : 機械の運動と力学
  • ZUL.A201 : 機械の運動と振動の制御
  • MEC.E201 : 熱力学(機械)
  • MEC.F201 : 基礎流体力学
  • MEC.C201 : 材料力学

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

特になし。

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