2016年度 スペクトル解析   Spectral Analysis

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開講元
機械系
担当教員名
大熊 政明 
授業形態
講義 / 演習     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
火1-2(I311)  
クラス
-
科目コード
MEC.B333
単位数
1
開講年度
2016年度
開講クォーター
1Q
シラバス更新日
2016年4月27日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

 振動現象を代表として各種の動的現象のデータ解析としてスペクトル解析は有用である.本講義では,機械工学における構造動力学の事例を中心的に取り上げて具体的な演習を含めてスペクトル解析の基礎から応用までを習得する.
 本講義のねらいは,フーリエ変換(実用的にはFFT)の理論を物理学的および数学的に十分に理解した上で実際のデータの分析に使いこなせるように教授することである.

到達目標

到達目標は次のとおりである.
1.スペクトル解析を成立させる基盤的な現象理論の理解
2.具体的なスペクトル解析法とデータ処理法の理解

キーワード

動的現象, スペクトル, 不規則振動, 相関性

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

解説講義と受講生各自のPCを使った演習の組み合わせ授業である.

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 スペクトル解析研究の歴史概観と不規則振動とスペクトル スペクトル解析法の研究の歴史と有用性を知り,学習意欲を高める.
第2回 自己相関とスペクトルの関係 自己相関とスペクトルの関係を理解する.
第3回 相互相関とクロススペクトルおよび伝達関数の関係 相互相関とクロススペクトルおよび伝達関数の関係を理解する.
第4回 定常性とエルゴード性 定常性とエルゴード性の概念を理解する.
第5回 データ計測と処理法 データ計測と処理法の基礎を理解する.
第6回 プログラミングによる学習 具体的に理論をプログラムコードで表現する.
第7回 演習による理解 具体的な課題データを解析することで理論の妥当性を理解する.
第8回 機械工学系でのスペクトル解析の活用 スペクトル解析のさまざまな活用法,分野,将来性について考える.

教科書

平成28年度から当面は講師配布資料とする.

参考書、講義資料等

スペクトル解析,日野幹雄著,朝倉書店,

成績評価の基準及び方法

演習(約30%)および期末試験(約70%)で評価します.

関連する科目

  • MEC.D201 : 機械力学
  • MEC.D311 : 振動解析学
  • MEC.D531 : 実験振動モード解析
  • MEC.D431 : 振動・音響計測特論
  • CVE.A210 : 土木振動学
  • MEC.D431 : 振動・音響計測特論
  • SCE.I432 : 音響計測工学

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

Matlabまたは何らかのプログラミング言語ソフトを有したノートPCを持参すること.

その他

受講生は各自Matlabを入れ込んだノートPCを持参すること.

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