科学・技術の創造プロセスにおいては,電気や機械などの単一分野だけでは社会ニーズにこたえられるような研究・開発は不可能であり,多くの分野の融合的な協力が必要となる。また,研究者・技術者倫理に基づいた誠実な研究・開発活動を行う必要があり,さらに,研究成果の保護と活用のためには特許などの知的財産管理・戦略も必要となる。
本講義では工学院に所属する5系(機械系・システム制御系・電気電子系・情報通信系・経営工学系)が系横断的に実施している最先端プロジェクトを紹介するとともに,研究者・技術者倫理および知的財産関連について講義する。
本講義を履修することによって以下の能力を修得する
1) 分野融合による技術開発の概要
2) 研究者・技術者倫理の基礎
3) 知的財産管理・戦略の基礎
分野融合,知的財産,研究者・技術者倫理
✔ 専門力 | 教養力 | コミュニケーション力 | 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
毎回レポートを課す.教員の都合で講義の順番が変わることがあります.
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | 講義概要 スマートパワーグリッドグループにおける研究と分野協力 | 講義の概要を理解する スマートパワーグリッドの研究と分野融合を理解する |
第2回 | 統合IoT技術グループにおける研究と分野協力 | 統合IoTの研究と分野融合を理解する |
第3回 | ヒューマンセントリックグループにおける研究と分野協力 | ヒューマンセントリック研究と分野融合を理解する |
第4回 | 研究者倫理 | 研究者倫理の基礎を理解する |
第5回 | 技術者倫理 | 技術者倫理の基礎を理解する |
第6回 | 知的財産権制度の基礎知識 | 理工系学生に必要な基礎知識を鳥瞰図的に理解する |
第7回 | 特許情報の活用 | 特許情報検索と活用法を理解し、知的財産管理と戦略に触れる |
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
なし
必要に応じてOCWiで配布
毎回提出するレポートで評価
なし