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ゲーム理論入門
武藤滋夫  )

金曜日3-4時限開講 4大学講

更新日:2009年1月19日
後期  /  単位数  講義:2  演習:0  実験:0
講義概要
社会・経済システムを数理的に記述し分析する理論である「ゲーム理論」について,その数学としての理論的基礎を提供した上で,経済学,経営学,社会学,政治学など社会科学への適用例を紹介する。まず,非協力ゲーム,協力ゲームの表現形式,解概念を紹介した後,企業の合併,公共財の供給,オークション,共同事業における利益の分配,投票による意思決定,社会的な慣習の形成など,さまざまなケースのゲーム理論による分析を紹介する。講義の最後には,受講生にゲームに関する実証を行ってもらい,われわれ人間がゲーム理論の予測通りに行動するかどうかを検証してみる。
講義の目的
「ゲーム」っていうと、TVゲーム、ボード・ゲーム、そしてスポーツにおけるゲーム...というところが君たちの頭にまず浮かんでくると思います。この講義で扱っていくのは、これらの「ゲーム」とは少々違います。「ゲーム理論」における「ゲーム」です。われわれの世の中は「ゲーム」、ないしはより適切な言葉で言うと、「ゲーム的な状況」に満ちあふれています。企業間の競争、業務提携や合併、政党間の争いや話し合い、国家間の駆け引きや交渉、など、これらの状況ではすべて、相手がどのように行動してくるかを常に考えながら、こちらの戦略を立てていきます。まさに「ゲーム」です。このような状況でどのように行動していけばよいか、これを数理的に厳密に分析しようというのが「ゲーム理論」です。本講義では、まず「ゲーム理論」の基礎をお話しした後、様々な実際の事例を使ってゲーム理論的な考え方を解説します。
講義計画
まずテキスト(1)を使用してゲーム理論の基礎をお話しした後、テキスト(2)の中から、経済学、経営学、政治学、社会学などにおけるゲーム理論の適用例をいくつか選んで解説します。
本講義の最後には、受講生の皆さんに被験者になってもらって、われわれ人間がゲーム理論の予測するとおりに行動するかどうかを、皆さんと一緒に確かめようと思っています
教科書・参考書等
(1)「ゲーム理論入門」(武藤滋夫、日本経済新聞社、2001)
(2)「ゲーム理論で解く」(中山幹夫・武藤滋夫・船木由喜彦編、有斐閣、2000)
関連科目・履修の条件等
この科目は、平成18年度以降の入学生には文系科目、17年度以前の入学生には総合科目Aの単位として認定されます。なお、この科目は原則として一年生だけを対象とします。
成績評価
学期末試験、レポート及び授業中の練習問題の成績に基づいて評価します。
担当教員の一言
ゲーム理論の様々な適用例をお話しするつもりです。ゲーム理論に関する予備知識はいっさい必要ありません。この講義を通して「ゲーム理論的」なものの見方を学んでもらえればと思います。なお、この講義は、社会工学科専門科目(経営システム工学科推奨科目)「ゲーム理論」につながる内容を含んでいますので、この2つの学科への進学を考えている場合には、履修することを強く勧めます。
 また、人数制限をする場合がありますので、一回目の授業に必ず出席してください。

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