2016年度 電気電子工学実験2   Electrical and Electronic Engineering Laboratory II

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開講元
電気電子工学科
担当教員名
植之原 裕行  水野 洋輔  ファム ナムハイ  田口 大  金澤 徹  杉元 紘也 
授業形態
    
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
月7-8(南2,3電電実験室)  木7-8(南2,3電電実験室)  
クラス
-
科目コード
ZUR.L221
単位数
2
開講年度
2016年度
開講クォーター
1-2Q
シラバス更新日
2016年4月27日
講義資料更新日
2016年4月14日
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

本実験では,電磁波の定在波,偏波,減衰,反射,回折などの現象,分布定数回路における定在波や反射などの波動の性質,OPアンプ回路の設計,誘電体および液晶についてその分極特性評価,MATLABとSimulinkを用いて制御系システムの設計や製作を取り扱う。
それぞれのテーマに関して,特性の評価やシミュレーション,設計などを行うことで電気電子工学に関する重要テーマについての理解を深めるとともに,課題設定力,実践力および解決力を向上させることが主たるねらいである。
また,これらの取り組みを通じて,チームワーク,リーダーシップ,コミュニュケーション力の涵養,機器を用いるときの準備や安全性の確保,データの取り方やまとめ方,考察のしかたやレポートの作成方法などの技術者としての実践的な力を涵養することもねらいのひとつである。
なお,本科目は班編成で進行し,各班は授業計画に示されたテーマを順次学んでいく。2クオーターをかけて電気電子工学実験2を履修する。また,本科目は週2回,各2時限とし,1回の授業は合計で8時限をかけて行い,概ね2時限を課題の理解と実験の準備,4時限を実験,2時限をレポート添削に充てる。レポート提出は指定された期日までに行わなければならない。

到達目標

本実験を履修することで次の能力を修得する。
1)電磁波に係る定在波,偏波,減衰,反射,回折を測定して,その結果を説明できる。
2)同軸線路上の定在波を計測し,その結果を説明できる。
3)OPアンプを用いた回路の設計ができる。
4)誘電体および液晶についてその分極特性を測定し,現象を説明できる。
5)MATLABとSimulinkを用いて制御系のシステム設計を行い,機器を制御できる。

キーワード

電磁波の定在波,偏波,減衰,反射,回折,分布定数回路,同軸線路,反射係数,OPアンプ,誘電体,液晶,分極,制御工学,MATLAB,Simulink

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

本科目は班編成で進行し,各班は授業計画に示されたテーマを順次学んでいく。また,本科目は週2回,各2時限とし,1回の授業は合計で8時限をかけて行い,概ね2時限を課題の理解と実験の準備,4時限を実験,2時限をレポート添削に充てる。レポートは期日までに提出しなければならない。なお安全やスムーズな進行のためにも事前に実験マニュアルをよく読んでくることが求められる。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 電磁波 電磁波に係る定在波,偏波,減衰,反射,回折を測定して,その結果を説明できる。
第2回 分布定数回路 同軸線路上の定在波を計測し,その結果を説明できる。
第3回 OPアンプ回路 OPアンプを用いた回路を設計できる。
第4回 電気電子材料 誘電体および液晶についてその分極特性を測定し,現象を説明できる。
第5回 制御システムの設計とその応用 MATLABとSimulinkを用いて制御系の設計とシステムシミュレーションを行い,機器を制御できる。

教科書

なし

参考書、講義資料等

講義資料をOCW-iに掲載する。

成績評価の基準及び方法

全出席および全実験履修が原則。
実験レポート提出状況と採点結果により成績を評価する。
遅刻や再提出を繰り返した場合は不合格とすることがある。

関連する科目

  • EEE.E201 : 電磁気学第一
  • EEE.E202 : 電磁気学第二
  • EEE.C202 : 電気回路第二
  • EEE.E211 : 波動工学
  • EEE.C261 : 制御工学
  • EEE.C361 : 線形制御理論
  • EEE.D301 : 電気電子材料
  • EEE.C211 : アナログ電子回路
  • EEE.S301 : 導波路工学および電波法

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

履修条件は特に設けないが,関連する科目を履修していることが望ましい。

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