数理計画法とは,与えられた制約条件の下で最適なパラメータを決定するための方法であり,様々な問題解決の場面で役に立つ。この科目では,与えられた問題のタイプごとに,どのようなアプローチが用いられるかを紹介する。
1) 基礎的な問題の最適化ができる。
2) 数理計画法の基礎理論を,実際に与えられた課題に対して応用できる。
線形計画法(シンプレックス法,双対定理),ネットワーク最適化法,PERT,整数計画法(組合せ最適化),非線形計画法
✔ 専門力 | 教養力 | コミュニケーション力 | 展開力(探究力又は設定力) | 展開力(実践力又は解決力) |
穴埋め式教科書を使う.講義を受けることで学生がテキストを完成させる.
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | 数理計画法とは | 各授業後に,習ったことを復習し,教科書の練習問題に取り組むこと。 |
第2回 | 線形計画法I (標準形と幾何学的解法 | |
第3回 | 線形計画法II (シンプレックス法) | |
第4回 | 線形計画法III (二段階シンプレックス法) | |
第5回 | 線形計画法IV (双対定理) | |
第6回 | ネットワーク計画法I(最短路問題) | |
第7回 | ネットワーク計画法II(最大流問題) | |
第8回 | ネットワーク計画法III(最小費用流問題) | |
第9回 | ネットワーク計画法IV(PERT) | |
第10回 | 組合せ最適化問題I(欲張り法・分枝限定法) | |
第11回 | 組合せ最適化問題II(動的計画法・近似解法) | |
第12回 | 非線形計画法I(制約なし問題I) | |
第13回 | 非線形計画法II(制約なし問題II) | |
第14回 | 非線形計画法III(制約つき問題) | |
第15回 | 重要項目の復習 |
尾形わかは著 『数理計画法』 オーム社
特になし
期末試験によって評価する。
線形代数および微積分の基礎知識を習得していること.