熱力学は、19世紀初めに熱と仕事の間のエネルギー変換を追求する学問として始まり、その後あらゆる自然現象の根源を探求する学問として発展した。化学反応等の解析やメカニズムの解明には不可欠である。巨視的な視点に立った熱力学の基礎概念や解析手法を学習する。
本履修することにより、熱力学の基本的な、概念や理解に必要な知識等を学ぶことができる。
熱力学、理想気体、実在気体、相平衡
✔ 専門力 | 教養力 | コミュニケーション力 | 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
各講義の前半80分間は、各講義内容を板書のより説明する。後半10分間を、講義内容に関する課題(小テスト)に当てる。8回目は期末試験とその解説を行い、本講義をまとめる。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | 本講義の概要、物理量における単位について | 単位および単位換算に関する理解度を確認する。 |
第2回 | 理想気体の状態方程式(経験式) | 理想気体の状態法的式に関する理解度を確認する。 |
第3回 | 理想気体の状態方程式(理論式) | 理想気体のモデルを含め理解度を確認する。 |
第4回 | 実在気体の状態方程式 | 理想気体との相違を含め理解度を確認する。 |
第5回 | 相平衡(1)一成分系状態図 | 状態図の基礎を含め理解度を確認する。 |
第6回 | 相平衡(2)二成分系状態図 | 二成分系状態図の特徴等に関する理解度を確認する。 |
第7回 | 化学平衡 | 化学平衡に関する理解度を確認する。 |
第8回 | 期末試験/解説 | 本講義をまとめ、総合的な理解度を確認する。 |
基本化学シリーズ6「物理化学」 朝倉書店
各講義の内容により、補足的資料を配布する
各講義の小テストおよび期末試験により総合的に評価する。
特になし
日野出洋文:hinode[at]ide.titech.ac.jp・内線3320