2016年度 実践応用化学第三   Practical Applied Chemistry III

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開講元
化学工学科(応用化学コース)
担当教員名
伊藤 繁和  田中 健  村橋 哲郎  和田 雄二  岡本 昌樹  桑田 繁樹  髙尾 俊郎 
授業形態
講義 / 演習     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
水3-4(S423)  
クラス
-
科目コード
ZUI.A313
単位数
2
開講年度
2016年度
開講クォーター
1-2Q
シラバス更新日
2016年1月11日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

[講義の概要] 本講義では、学部3年生を対象に、物理化学、有機化学、無機化学に関する問題演習と解説を行う。
[講義のねらい] 物理化学、有機化学、無機化学は応用化学の基礎である。並行して開講される科目に関連する基本的な演習問題を通じて、これらの分野に関する理解を深める。

到達目標

本講義を履修することによって次の能力を修得する。
1) 熱力学、化学平衡に関する標準的な問題に解答することができる。
2) カルボニル化合物、アミンに関する標準的な問題に解答することができる。
3) 化学結合と構造、無機反応に関する標準的な問題に解答することができる。

キーワード

熱力学第一法則、エンタルピー、熱力学第二法則、エントロピー、ギブズエネルギー、化学ポテンシャル、活量、波と粒子の二重性、シュレーディンガー方程式、波動関数、アルデヒド、ケトン、カルボン酸、ニトリル、カルボン酸誘導体、カルボニルα置換反応、カルボニル縮合反応、アミン、対称操作、対称要素、指標表、既約表現、結晶場理論、配位子場理論、ラッセル・ソンダーズ結合、田辺・菅野ダイアグラム、分光学的選択律

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

1) 毎回の授業で問題演習を行います。
2) 授業の後半では問題の解答と解説を行います。
3) 毎回の授業で出席を取ります。
4) 授業の前に、課題欄に記載されている項目について、予習しておくことが必要です。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 授業ガイダンス 授業の目的、概要が説明できる。
第2回 物理化学1.(熱力学第一法則) 仕事、熱、内部エネルギー、エンタルピーとそれらの関係に関する問題演習を行う。
第3回 有機化学1.(アルデヒド、ケトン) アルデヒド、ケトンの構造と反応に関する問題演習を行う。
第4回 無機化学1.(分子の対称性と点群) 分子の対称性と点群に関する問題演習を行う。
第5回 物理化学2.(熱力学第二法則) エントロピー、ヘルムホルツエネルギー、ギブズエネルギーとそれらの関係に関する問題演習を行う。
第6回 有機化学2.(カルボン酸、ニトリル、カルボン酸誘導体) カルボン酸、ニトリル、カルボン酸誘導体の構造と反応に関する問題演習を行う。
第7回 無機化学2.(対称性の応用) 分子振動や分子軌道の対称性に関する問題演習を行う。
第8回 物理化学3.(相図) 相図に関する問題演習を行う。
第9回 有機化学3.(カルボニルα置換反応、カルボニル縮合反応) カルボニルα置換反応とカルボニル縮合反応に関する問題演習を行う。
第10回 無機化学3.(d金属錯体の電子構造) 結晶場理論や配位子場理論に関する問題演習を行う。
第11回 物理化学4.(化学平衡) 化学ポテンシャルと活量に関する問題演習を行う。
第12回 有機化学4.(アミン) アミンの構造、合成、反応に関する問題演習を行う。
第13回 無機化学4.(d金属錯体の電子スペクトル) d金属錯体の電子スペクトルに関する問題演習を行う。
第14回 物理化学、有機化学に関する総合問題 物理化学、有機化学に関する総合問題の演習を行う。
第15回 有機化学、無機化学に関する総合問題 有機化学、無機化学に関する総合問題の演習を行う。

教科書

P. Atkins, J. de Paula著、千原、中村 訳「アトキンス物理化学(上)」第8版(東京化学同人)ISBN: 978-4-8079-0695-6
J. McMurry著、伊東、児玉、荻野、深澤、通 訳「マクマリー有機化学(中、下)」第8版(東京化学同人)ISBN: 978-4807908103(中)、978-4807908113(下)
P. Atkins, T. Overton, J. Rourke, M. Weller, F. Armstrong著、田中、平尾、北川 訳「シュライバー・アトキンス無機化学(上)(下)」第4版(東京化学同人)ISBN: 978-4-8079-0667-3, 978-4-8079-0668-0

参考書、講義資料等

演習問題は講義中に配布する。

成績評価の基準及び方法

毎回の演習に対する参加度(100%)(授業参加度は質疑応答や演習後の提出課題などにより算出する。)遅刻や課題の未提出を繰り返した場合は不合格とすることがある。

関連する科目

  • CAP.B315 : 有機化学第五(カルボニル化合物)
  • CAP.B316 : 有機化学第六(アミン)
  • CAP.A371 : 無機化学(理論1)
  • CAP.A372 : 無機化学(理論2)
  • CAP.A351 : エネルギー・資源変換化学第一(炭化水素変換)

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

1) 2年次で履修する物理化学、有機化学、および無機化学の知識を有していること。
2) 並行して開講される関連科目の履修が強く望まれる。

連絡先(メール、電話番号)    ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。

田中 健: ktanaka[at]apc.titech.ac.jp
村橋 哲郎: mura[at]apc.titech.ac.jp
和田 雄二: yuji-w[at]apc.titech.ac.jp
伊藤 繁和: ito.s.ao[at]m.titech.ac.jp
岡本 昌樹: mokamoto[at]apc.titech.ac.jp
桑田 繁樹: skuwata[at]apc.titech.ac.jp
高尾 俊郎: takao.t.aa[at]m.titech.ac.jp

オフィスアワー

メールで事前予約すること。

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