2016年度 実践応用化学第二   Practical Applied Chemistry II

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開講元
化学工学科(応用化学コース)
担当教員名
大友 明  田中 健  山中 一郎  岡本 昌樹  髙尾 俊郎  柴田 祐 
授業形態
講義 / 演習     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
水3-4(H137)  
クラス
-
科目コード
ZUI.A212
単位数
2
開講年度
2016年度
開講クォーター
3-4Q
シラバス更新日
2016年1月11日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

[講義の概要] 本講義では、学部2年生を対象に、物理化学、有機化学、無機化学に関する問題演習と解説を行う。
[講義のねらい] 物理化学、有機化学、無機化学は応用化学の基礎である。平行して開講される科目に関連する基本的な問題演習を通じて、これらの分野に関する理解を深める。

到達目標

本講義を履修することによって次の能力を修得する。
1) 反応速度論や分子運動論に関する標準的な問題に解答することができる。
2) 芳香族化合物、アルコール・エーテル、求核置換反応に関する標準的な問題に解答することができる。
3) 元素や無機化合物の性質に関する標準的な問題に解答することができる。

キーワード

反応速度、活性化エネルギー、ミカエリス-メンテン機構、吸着、統計熱力学、衝突理論、遷移状態理論、ベンゼン、芳香族化合物、芳香族求電子置換反応、芳香族求核置換反応、アルコール、エーテル、ハロゲン化アルキル、SN2反応、SN1反応、sブロック元素、pブロック元素、結晶化学、相図(状態図)、材料物性

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

1) 毎回の授業で問題演習を行います。
2) 授業の後半では問題の解答と解説を行います。
3) 毎回の授業で出席を取ります。
4) 授業の前に、課題欄に記載されている項目について、予習しておくことが必要です。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 授業ガイダンス 授業の目的、概要が説明できる。
第2回 物理化学1.(反応速度論の基礎) 反応速度論の基礎に関する問題演習を行う。
第3回 有機化学1.(ベンゼンの化学) ベンゼンの構造と反応に関する問題演習を行う。
第4回 無機化学1.(材料化学) 結晶化学や相図(状態図)に関する問題演習を行う。
第5回 物理化学2.(複雑な反応の速度) 連鎖,重合,酵素,光化学反応,および吸着に関する問題演習を行う。
第6回 有機化学2.(アルコール・エーテル) アルカンの立体配座とシクロアルカンの構造に関する問題演習を行う。
第7回 無機化学2.(材料物性) 材料物性に関する問題演習を行う。
第8回 物理化学3.(気体の運動論モデル、統計熱力学) 気体の運動論モデル、統計熱力学に関する問題演習を行う。
第9回 有機化学3.(ハロゲン化アルキルの化学) ハロゲン化アルキルの構造と反応に関する問題演習を行う。
第10回 無機化学3.(1族〜13族元素) 1族〜13族元素の性質に関する問題演習を行う。
第11回 物理化学4.(分子動力学) 反応の分子動力学に関する問題演習を行う。
第12回 有機化学4.(求核置換反応) 求核置換反応と脱離反応に関する問題演習を行う。
第13回 無機化学4.(14族〜18族元素) 14族〜18族元素の性質に関する問題演習を行う。
第14回 物理化学、有機化学に関する総合問題 物理化学、有機化学に関する総合問題の演習を行う。
第15回 有機化学、無機化学に関する総合問題 有機化学、無機化学に関する総合問題の演習を行う。

教科書

P. Atkins, J. de Paula著、千原、中村 訳「アトキンス物理化学(下)」第8版(東京化学同人)ISBN: 978-4-8079-0696-3
J. McMurry著、伊東、児玉、荻野、深澤、通 訳「マクマリー有機化学(上、中)」第8版(東京化学同人)ISBN: 978-4807908097(上)、978-4807908103(中)
P. Atkins, T. Overton, J. Rourke, M. Weller, F. Armstrong著、田中、平尾、北川 訳「シュライバー・アトキンス無機化学(上)」第4版(東京化学同人)ISBN: 978-4-8079-0667-3

参考書、講義資料等

演習問題は講義中に配布する。

成績評価の基準及び方法

毎回の演習に対する参加度(100%)(授業参加度は質疑応答や演習後の提出課題などにより算出する。)遅刻や課題の未提出を繰り返した場合は不合格とすることがある。

関連する科目

  • CAP.B213 : 有機化学第三(芳香族)
  • CAP.B214 : 有機化学第四(求核置換反応)
  • CAP.B218 : 物理化学第三(反応速度論)
  • CAP.B219 : 物理化学(分子運動論)
  • CAP.B223 : 無機化学(材料科学)

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

1) CAP.B221.R 有機化学第一(アルカン)(応用化学)、CAP.B222.R 有機化学第二(アルケン)、CAP.B241.R 物理化学第一(熱力学法則)、CAP.B242.R 物理化学第二(化学平衡)、CAP.B261.R 無機化学第一(結合論)、CAP.B262.R 無機化学第二(反応と構造)を履修していること、または同等の知識があること。
2) 平行して開講される関連科目の履修が強く望まれる。

連絡先(メール、電話番号)    ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。

大友 明: aohtomo[at]apc.titech.ac.jp
田中 健: ktanaka[at]apc.titech.ac.jp
山中 一郎: yamanaka[at]cms.titech.ac.jp
岡本 昌樹: mokamoto[at]apc.titech.ac.jp
柴田 祐: yshibata[at]m.[at]apc.titech.ac.jp
高尾 俊郎: takao.t.aa[at]m.titech.ac.jp

オフィスアワー

メールで事前予約すること。

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