2016年度 金属の破壊   Fracture of Metals

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開講元
金属工学科
担当教員名
稲邑 朋也 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
金1-2(S8-501)  
クラス
-
科目コード
ZUF.M310
単位数
1
開講年度
2016年度
開講クォーター
4Q
シラバス更新日
2016年1月11日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

本講義では、材料中にき裂が発生した時に、構造部材の強度がどのように変化するのかを記述する「破壊力学」の基礎を提供します.

理想強度がなぜ現実の材料では得られないのか考察し,き裂のエネルギー論からき裂進展条件を理解します.また応力拡大係数の性質を理解し,種々の破壊に関する問題にこれを適用する方法を理解します.

到達目標

1) き裂進展開始条件を理解する
2) 応力拡大係数を理解する
3) 破壊靱性試験法を理解する

キーワード

脆性破壊,理想強度,き裂,エネルギー解放率,グリフィスの式,破壊靱性,応力拡大係数,小規模降伏,破壊靱性試験,損傷許容設計

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

1) 毎回の授業で出席をとります.
2) 毎回の授業で演習を行います.

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 破壊力学への入り口 理想強度について講述
第2回 き裂のエネルギー論1 Orowan の脆性破壊条件を講述
第3回 き裂のエネルギー論2 Griffithの式を講述
第4回 応力拡大係数 応力拡大係数を講述
第5回 小規模降伏条件 小規模降伏条件について講述
第6回 破壊靱性試験 破壊靱性試験について講述
第7回 損傷許容設計 損傷許容設計について講述

教科書

指定なし

参考書、講義資料等

講義資料は講義中に配布する

成績評価の基準及び方法

配点は,期末試験(50%),演習(25%),出席点(25%)とする.

関連する科目

  • ZUF.M309 : 金属の疲労

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

履修条件は特に設けないが,関連する科目を履修していることが望ましい

連絡先(メール、電話番号)    ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。

稲邑朋也,inamura.t.aa[at]m.titech.ac.jp

オフィスアワー

メールで事前予約すること

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