2016年度 化学数学特別講義   Lecture on Mathematics for Chemistry

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開講元
化学科
担当教員名
沖本 洋一 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
火1-2(H137)  
クラス
-
科目コード
ZUC.A211
単位数
2
開講年度
2016年度
開講クォーター
3-4Q
シラバス更新日
2016年1月11日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

化学を学ぶ者にとって, 必要な数学(特に, ベクトル解析, 固有値, 固有関数, 複素関数を中心に)を講義する.

到達目標

本講義で扱う個々のトピックスについてその意味を理解し、化学を理解する上でのツールとして十分に利用できるようにする。

キーワード

ベクトル解析、固有値問題、複素関数

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

講義は,基本事項の説明,演習問題の解説および関連トピックの紹介からなる.担当教員の指示にしたがい,授業外での十分な予習・復習が必要である.

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 ベクトル場の微分と積分 ベクトル場の微積分ができる。
第2回 グリーンの定理 グリーンの定理が理解できる。
第3回 ガウス・ストークスの定理 ガウス・ストークスの定理が理解できる。
第4回 曲線座標 曲線座標の概念を理解する。
第5回 オブザーバブルとエルミート作用素 オブザーバブルとエルミート作用素を理解する。
第6回 ディラックのδ関数 ディラックのδ関数を理解する。
第7回 フーリエ級数、フーリエ変換 フーリエ級数、フーリエ変換を理解する。
第8回 可換なオブザーバブル 可換なオブザーバブルを理解する。
第9回 角運動量作用素と球面調和関数 角運動量作用素と球面調和関数を理解する。
第10回 複素変数の解析関数 複素変数の解析関数を理解する。
第11回 コーシーの積分定理と積分公式 コーシーの積分定理と積分公式を理解する。
第12回 留数定理 留数定理を理解し積分計算に応用する
第13回 正則関数の積分表示 正則関数の積分表示を理解する。
第14回 解析接続 解析接続を理解する。
第15回 超関数 超関数を理解する。

教科書

藤川高志, 朝倉清隆, 「化学のための数学」

参考書、講義資料等

藤川高志, 朝倉清隆, 「化学のための数学」

成績評価の基準及び方法

講義で説明した化学数学の基礎に関する事項を理解しているか,期末試験で評価する.

関連する科目

  • CAP.B216 : 物理化学第一(熱力学法則)
  • LST.A206 : 物理化学第二(統計熱力学)
  • LST.A211 : 物理化学第三(分子軌道,相互作用)
  • CHM.C332 : 量子化学

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

特になし

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