p進体などの非アルキメデス的付値体上の解析幾何学を念頭においてTateやRaynaudによって構築されたリジッド幾何学は、現在では代数幾何学や数論幾何学のみならず、数学の様々な分野で重要になりつつある比較的に新しい幾何学の枠組みである。この講義ではリジッド幾何学の基礎について一通りの内容を網羅することを目標とする。
(1) リジッド幾何学について一通りの基礎を身につける
(2) リジッド幾何学と形式幾何学の関係を理解する
(3) リジッド幾何学の応用の可能性について知見を深める
リジッド幾何学、形式幾何学、非アルキメデス的一意化
✔ 専門力 | 教養力 | コミュニケーション力 | 展開力(探究力又は設定力) | 展開力(実践力又は解決力) |
通常の講義形式による
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | リジッド解析空間(1) | 講義中に指示する |
第2回 | リジッド解析空間(2) | 講義中に指示する |
第3回 | 形式幾何学との関係(1) | 講義中に指示する |
第4回 | 形式幾何学との関係(2) | 講義中に指示する |
第5回 | GAGA (1) | 講義中に指示する |
第6回 | GAGA (2) | 講義中に指示する |
第7回 | 応用(1) | 講義中に指示する |
第8回 | 応用(2) | 講義中に指示する |
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
使用しない
『リジッド幾何学入門』岩波数学叢書,岩波書店,2013年(ISBN-10: 400075977)
レポートの解答状況による。詳細は講義中に指示する。
ハーツホーン程度のスキーム理論の基礎を知っていることが望ましい