双安定反応拡散方程式の進行波解の解析を通じて,非線形偏微分方程式の解析手法の一端を知ることがねらいである.まず空間1次元の方程式について,相平面解析による進行波解の構成と比較原理を用いた安定性解析を行う.その後,1次元的でない進行波解の例として,2次元空間におけるV字型進行波解について論じる.
本講義は,直前に行われる「解析学特別講義A」に続くものである.
非線形偏微分方程式の1つである反応拡散方程式について,その構造を生かした解析手法と適用例を知る.
反応拡散方程式,進行波解,比較原理
✔ 専門力 | 教養力 | コミュニケーション力 | 展開力(探究力又は設定力) | 展開力(実践力又は解決力) |
通常の講義形式による講義.
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | 双安定反応拡散方程式 | 講義中に指示する. |
第2回 | 比較原理と単調反復法 | 講義中に指示する. |
第3回 | 1次元進行波解(1) | 講義中に指示する. |
第4回 | 1次元進行波解(2) | 講義中に指示する. |
第5回 | 1次元進行波解(3) | 講義中に指示する. |
第6回 | V字型進行波解(1) | 講義中に指示する. |
第7回 | V字型進行波解(2) | 講義中に指示する. |
第8回 | V字型進行波解(3) | 講義中に指示する. |
特になし
講義中に適宜挙げる.
レポートにより評価する.詳細は講義中に指示する.
解析学特別講義A (ZUA.C331)も同時に履修すること.
特になし