2023年度 地球生命研究基礎特論A   Earth-Life Science A

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開講元
地球生命コース
担当教員名
中村 龍平  MC GLYNN SHAWN ERIN  JIA TONY Z  寺坂 尚紘  LI YAMEI 
授業形態
講義    (ライブ型)
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
月3-4(石川台7号館 (ELSI-1), 三島ホール, Mishima Hall)  木3-4(石川台7号館 (ELSI-1), 三島ホール, Mishima Hall)  
クラス
-
科目コード
ELS.C401
単位数
2
開講年度
2023年度
開講クォーター
1Q
シラバス更新日
2023年3月20日
講義資料更新日
-
使用言語
英語
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講義の概要とねらい

化学反応はなぜ起こるのか、何がその速度を制御しているのか?この問いに関して、地質化学、電気化学、材料化学の視点より議論する。特に、生命起源の理解に欠かせない基本的な反応であり、かつ、地球規模でのエネルギー環境問題に直結する反応(二酸化炭素の固定化など)を軸に講義を展開する

到達目標

本講義を履修することにより、生命起源に関する最先端の知識を習得する。熱力学、反応速度論、電気化学、高分子化学を軸として複合的な視点から生命起源を学ぶことで、それぞれの学説の化学的な強みと弱みを抽出する力を習得する。

キーワード

生命起源、熱力学、反応速度論、電気化学、高分子化学

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

5人の教員が2-3回ずつの講義を担当し、生命起源(化学進化)における各分野の概説、およびその分野における最新トピックスについて、パワーポイントを用いた解説を行う。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 概要説明と平衡熱力学 平衡熱力学を説明できる。
第2回 化学反応速度論 化学反応速度論を説明できる。
第3回 酸化還元反応論 酸化還元反応の速度論を説明できる。
第4回 膜エネルギー変換 膜を介した化学エネルギー変換の仕組みを説明できる。
第5回 エントロピー エントロピーを説明できる。
第6回 反応機構解析 化学反応の機構を説明できる。
第7回 RNA ワールド RNAワールドに関する最先端の研究動向を学ぶ。
第8回 生体高分子(peptide, DNA, RNA formation) 生体高分子の形成過程を理解する。
第9回 自己組織化/相分離/区画化 自己組織化/相分離/区画化の仕組みを理解する。
第10回 鉱物触媒とプレバイオケミストリー 鉱物触媒とプレバイオケミストリーに関する最先端の研究動向を学ぶ。
第11回 隕石の化学反応 隕石の化学反応に関する最先端の研究動向を学ぶ。
第12回 プロトセル 原始細胞の生成に関する研究動向を学ぶ。
第13回 Presentation 1 熱力学、反応速度論、電気化学、高分子化学を軸として複合的な視点から、生命起源に関わる説の強みと弱みを抽出する。
第14回 Presentation 2 熱力学、反応速度論、電気化学、高分子化学を軸として複合的な視点から、生命起源に関わる説の強みと弱みを抽出する。

授業時間外学修(予習・復習等)

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する 予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

特になし。

参考書、講義資料等

必要に応じ講義開始時に資料を配付し、パワーポイントを用いた解説を行う。

成績評価の基準及び方法

各教員が提示する課題の提出ならびにプレゼンテーションにより評価する。

関連する科目

  • ELS.C402 : 地球生命研究基礎特論B
  • ELS.C403 : 地球生命研究基礎特論C

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

履修条件は特に設けないが、関連する科目を履修しているなど、化学の基礎的な知識を持っていること。

その他

特になし。

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