2022年度 地球生命研究基礎特論A   Earth-Life Science A

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開講元
地球生命コース
担当教員名
中村 龍平  関根 康人  MC GLYNN SHAWN ERIN  JIA TONY Z  原 正彦 
授業形態
講義    (ライブ型)
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
月3-4(ELSI-1 205)  木3-4(ELSI-1 205)  
クラス
-
科目コード
ELS.C401
単位数
2
開講年度
2022年度
開講クォーター
1Q
シラバス更新日
2022年3月16日
講義資料更新日
-
使用言語
英語
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講義の概要とねらい

化学反応はなぜ起こるのか、何がその速度を制御しているのか?この問いに関して、地質化学、電気化学、材料化学の視点より議論する。特に、生命起源の理解に欠かせない基本的な反応であり、かつ、地球規模でのエネルギー環境問題に直結する反応(窒素や二酸化炭素の固定化など)を軸に講義を展開する

到達目標

本講義を履修することにより、生命起源に関する最先端の知識を習得する。熱力学、反応速度論、電気化学、高分子化学を軸として複合的な視点から生命起源を学ぶことで、それぞれの学説の化学的な強みと弱みを抽出する力を習得する。

キーワード

生命起源、熱力学、反応速度論、電気化学、高分子化学

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

5人の教員が2-3回ずつの講義を担当し、生命起源(化学進化)における各分野の概説、およびその分野における最新トピックスについて、パワーポイントを用いた解説を行う。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 元素の起源 元素誕生の仕組みを説明できる。
第2回 平衡熱力学 平衡熱力学を説明できる。
第3回 化学反応速度論 化学反応速度論を説明できる。
第4回 電気化学反応速度論 電気化学反応速度論を説明できる。
第5回 膜エネルギー変換 膜を介した化学エネルギー変換の仕組みを理解する。
第6回 地球/生物電気化学 生体模倣触媒の研究動向について学ぶ。
第7回 前生物的化学反応 前生物的化学反応に関する研究動向を学ぶ。
第8回 エントロピー エントロピーを説明できる。
第9回 表面化学 表面物性を計測する手法について理解する。
第10回 酵素反応化学 酵素反応を理解できるようになる。
第11回 RNA ワールド RNAワールドに関する最先端の研究動向を学ぶ。
第12回 プロトセル 原始細胞の生成に関する研究動向を学ぶ。
第13回 Disuccsion 1 熱力学、反応速度論、電気化学、高分子化学を軸として複合的な視点から、生命起源に関わる説の強みと弱みを抽出する。
第14回 Disuccsion 2 熱力学、反応速度論、電気化学、高分子化学を軸として複合的な視点から、生命起源に関わる説の強みと弱みを抽出する。

授業時間外学修(予習・復習等)

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する 予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

特になし。

参考書、講義資料等

必要に応じ講義開始時に資料を配付し、パワーポイントを用いた解説を行う。

成績評価の基準及び方法

各教員が提示する課題の提出ならびにプレゼンテーションにより評価する。

関連する科目

  • ELS.C402 : 地球生命研究基礎特論B
  • ELS.C403 : 地球生命研究基礎特論C

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

履修条件は特に設けないが、関連する科目を履修しているなど、化学の基礎的な知識を持っていること。

その他

特になし。

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