2018年度 地球史概論   Introduction to History of the Earth

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開講元
地球惑星科学系
担当教員名
上野 雄一郎  横山 哲也  太田 健二  石川 晃 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
火7-8(I2-318, Ishikawadai Bldg. 2, 318 room)  金7-8(I2-318, Ishikawadai Bldg. 2, 318 room)  
クラス
-
科目コード
EPS.A203
単位数
2
開講年度
2018年度
開講クォーター
2Q
シラバス更新日
2018年3月20日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

地球と生命の歴史について時系列に沿って学習を進める。冥王代では惑星・大気海洋の形成と生命起源について学習する。太古代では最古の岩石記録・生命活動記録について学習しつつ、地質学およびテクトニクスの基礎を理解する。原生代では光合成生物・真核生物の登場、地球表層の酸化還元進化、大陸成長、全球凍結について学ぶ。顕生代では後生動物の出現、大量絶滅、気候変動について学ぶ。

到達目標

地球形成から現在に至るまでの地球史を概説する。地球史解読に必要となる地球科学の様々な研究分野について基礎的な事項を学ぶ。地球と生命の歴史の解読が、どのような科学的根拠に基いて行われてきたかを理解する。講義では特に、様々な学問分野の複合的な理解が必要な問題について扱う。今後、さらに専門の分野を学習するにあたり、俯瞰的な視野を持った上で専門科目を選択できるように、各研究分野の位置づけを理解する。

キーワード

地球史・生命史

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

毎回の出席レポートおよび講義終了後にレポートを課し、評価する。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 イントロダクション: 地質年代区分 様々な時間スケールでおきる地質現象を理解する。
第2回 冥王代1 惑星形成・分化 地球がどのように形成し、化学的に分化したのかを理解する。
第3回 冥王代2 原始大気・海洋の形成 地球大気、海洋の初期状態について理解する。
第4回 冥王代3 地球生命の発生 生命起源の問題について理解する。
第5回 太古代1 最古の岩石記録 地球最古の岩石から得られる知見を理解する。
第6回 太古代2 プレートテクトニクスの基礎 三種類のプレート境界で起きる地質現象を理解する。
第7回 太古代3 初期地球環境 太古代の大気・海洋の状態について理解する。
第8回 太古代4 初期生命活動 地質記録に基いて、太古代での生命活動をどのように解読するかを学ぶ
第9回 原生代1 光合成生物・真核生物の登場 酸素発生型光合成生物と真核生物がいつどのように出現したのかを学習する。
第10回 原生代2 地球表層の酸化還元進化 大気海洋はいかに酸化されたのかを学習する。
第11回 原生代3 大陸成長 固体地球の進化について理解する。
第12回 原生代4 全球凍結 地球規模の環境変動について学習する。
第13回 顕生代1 後生動物の出現と多様化 原生代・顕生代境界を通した生物進化を理解する。
第14回 顕生代2 大量絶滅と進化 顕生代に起きた5度の大量絶滅について理解する。
第15回 顕生代3 気候変動 顕生代に起きた気候変動の要因を理解する。

教科書

特になし

参考書、講義資料等

松尾 禎士 著 『地球化学』 講談社

成績評価の基準及び方法

毎回の出席レポート(50%)および講義終了後にレポート(50%)を課し、評価する。

関連する科目

  • EPS.A334 : 生物地球科学
  • EPS.A202 : 惑星科学序論
  • EPS.A201 : 地球惑星物質学序論

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

特になし

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