2017年度 地惑実験(岩石学)   Laboratory in Earth and Planetary Sciences (petrology)

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開講元
地球惑星科学系
担当教員名
太田 健二 
授業形態
    
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
火5-8(S5-112)  金5-8(S5-112)  
クラス
-
科目コード
EPS.L202
単位数
1
開講年度
2017年度
開講クォーター
3Q
シラバス更新日
2017年3月17日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

 地質学・岩石学の履修には座学で得た知識を実際に自身で確認・応用する事が求められる。岩石は地球の歴史解明において重要な資源であるが、岩石を理解できて初めて、そこから引き出せる情報が明らかになってくる。各回の始めに地質学に必要な岩石学の初歩的事項の概説を行い、その後実際に偏光顕微鏡を用いて観察・確認してもらう。各岩石が持つ特徴と構成鉱物を理解し、履修者が岩石鑑定を出来るようになる事に重点を置く。

到達目標

【到達目標】 この実習を通して、地質学・岩石学の初歩的な事項を学ぶ。関連する岩石学についても基礎を築き、地球惑星科学科の他講義の理解促進も目標とする。
【テーマ】 岩石や鉱物が地球・惑星の進化に関する物理・化学情報の宝庫であることを理解する事に重きを置く。またこの実験を通して「見て考える」という研究活動における基礎を学ぶ事をテーマとしている。

キーワード

偏光顕微鏡、火成岩、堆積岩、変成岩、鉱物

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

各講義の説明、顕微鏡観察とスケッチ、補足説明。各回の授業内容をよく読み、配付資料や参考書を用いて予習・復習を行うこと。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 顕微鏡観察の重要性、偏光顕微鏡の使用方法 偏光顕微鏡の機能を理解し、使い方を覚える
第2回 岩石薄片の作成1 切断、貼付 岩石薄片の作成手順を理解する
第3回 岩石薄片の作成2 研磨 岩石研磨の手順を理解する
第4回 深成岩の観察 深成岩を構成する鉱物の特徴を理解する
第5回 火山岩の観察 火山岩を構成する鉱物の特徴を理解する
第6回 堆積岩の観察 堆積岩を構成する鉱物の特徴を理解する
第7回 変成岩の観察 変成岩を構成する鉱物の特徴を理解する
第8回 まとめと応用 これまでの講義の内容を復讐する

教科書

毎回の講義時に配布

参考書、講義資料等

黒田吉益、諏訪兼位著『偏光顕微鏡と岩石鉱物』共立出版、W.S.マッケンジー、A.E.アダムス著『カラーでみる岩石記載学入門』MANSON Publishing、都城秋穂、久城育夫著『岩石学Ⅰ』共立全書

成績評価の基準及び方法

顕微鏡観察に基づく鉱物観察の理解度を評価する。
成績は毎回のレポートと講義中の取り組み姿勢による。

関連する科目

  • EPS.A201 : 地球惑星物質学序論
  • EPS.A203 : 地球史概論
  • EPS.A331 : 地球物質学

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

地球惑星物質学序論、地球史概論を履修していることが好ましい

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