2022年度 構造有機化学特論   Advanced Structual Organic Chemistry

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開講元
化学コース
担当教員名
豊田 真司  小野 公輔 
授業形態
講義    (対面型)
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
月5-6(W242)  木5-6(W242)  
クラス
-
科目コード
CHM.D434
単位数
2
開講年度
2022年度
開講クォーター
4Q
シラバス更新日
2022年4月20日
講義資料更新日
-
使用言語
英語
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講義の概要とねらい

本講義では,有機化合物の構造の特徴について理解を深めるために,化学結合,立体化学,芳香族性,超分子化学の基礎と応用を学ぶ.先進の研究に必要な構造と物性に関する概念を,理論的な解釈および研究例の紹介を交えて解説する.

到達目標

本講義を履修することによって以下の能力を修得する.
1) 化学結合の性質を分子軌道法に基づいて理解できる.
2) 立体化学の基本事項を理解し,具体例に適用できる.
3) 芳香族性の理論と評価法を理解できる.
4) 分子間相互作用とその解析法を説明できる.
5) 中空構造体の構築法とその性質について説明できる.

キーワード

化学結合,立体化学,芳香族性,超分子化学,機能性分子

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

講義を中心に行う.

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 概論、分子間相互作用 分子間相互作用について理解する。
第2回 化学結合(1) 教科書1章前半を予習
第3回 分子間相互作用の解析 分子間相互作用の解析法を説明できる。
第4回 化学結合(2) 教科書1章後半を予習 講義終了後1章の復習,課題
第5回 インターロック化合物 インターロック化合物を設計できる
第6回 ひずみと安定性 教科書2章を予習 講義終了後2章の復習,課題
第7回 中空構造体の構築 中空構造体を設計できる
第8回 立体化学(1) 教科書3章前半を予習
第9回 立体化学(2) 教科書3章後半を予習 講義終了後3章の復習,課題
第10回 中空構造体の応用(1):ホストゲスト化学 分子認識について説明できる
第11回 芳香族性(1) 教科書4章前半を予習
第12回 中空構造体の応用(2):超分子触媒 超分子触媒について説明できる。
第13回 芳香族性(2) 教科書4章後半を予習 講義終了後4章の復習,課題
第14回 中空構造体の応用(3):超分子材料、期末試験 超分子材料について理解する。

授業時間外学修(予習・復習等)

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する 予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

構造有機化学 基礎から物性へのアプローチまで,中筋,久保,鈴木,豊田編,東京化学同人

参考書、講義資料等

講義において指示する

成績評価の基準及び方法

期末試験および課題で評価する.

関連する科目

  • CHM.D401 : 有機化学基礎特論 I
  • CHM.D402 : 有機化学基礎特論 II

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

有機化学の基礎を理解していることが望ましい

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