本講義では、無機化学および分析化学の基礎的な知識、概念の確認、整理を行う。固体表面への分子の吸着、固体表面の分析手法、有機金属錯体の結晶構造および光固相反応、配位化合物、金属クラスター錯体について解説する。学部で習得した無機化学および分析化学を基盤に、大学院で専門的な領域を学び、研究を行うのに必要な知識や概念を整理し、系統的に学ぶ。
本講義を履修することによって次の能力を修得する.
1) 無機化合物の性質を説明できる
2) 有機金属錯体の構造と性質について説明できる
3) X線、電子、中性子回折による固体構造解析を理解できる
4) 配位化合物の光化学を理解できる
光反応化学、触媒化学、配位化学、有機金属化学、結晶化学
✔ 専門力 | 教養力 | コミュニケーション力 | 展開力(探究力又は設定力) | 展開力(実践力又は解決力) |
オムニバス形式で授業を行う。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | 配位化合物- 金属と配位子 | 金属錯体の配位子を説明できる |
第2回 | 金属錯体の結合 | 金属錯体の結合を説明できる |
第3回 | 金属錯体の構造 | 金属錯体の構造を説明できる |
第4回 | 結晶場理論 | 結晶場理論を説明できる |
第5回 | 金属錯体の電子スペクトル | 金属錯体の電子スペクトルを説明できる |
第6回 | 金属錯体の反応 | 有機金属錯体の性質を説明できる。 |
第7回 | 有機金属錯体概論 | 有機金属錯体の性質を説明できる |
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
資料を講義で配布する。
シュライバー「無機化学(上下)」東京化学同人
講義で学んだ無機化学の基礎的な考え方、知識について、その理解度を評価する。
配点はレポート(40%)、期末試験(60%)
履修の条件を設けない