2016年度 有機金属化学特論   Advanced Organometallic Chemistry

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開講元
化学コース
担当教員名
岩澤 伸治  鷹谷 絢 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
月3-4(H136)  木3-4(H136)  
クラス
-
科目コード
CHM.D532
単位数
2
開講年度
2016年度
開講クォーター
3Q
シラバス更新日
2016年4月27日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

まず有機金属化学の研究の歴史について紹介した後、有機金属錯体の反応性の理解に重要なカルボニル配位子およびホスフィン配位子について基本的な事項を講義する。続いて配位子置換反応、酸化的付加反応、酸化的環化反応、還元的脱離反応、カルボニル挿入反応、アルケン挿入反応などの有機金属化合物の基本的な反応素過程について概説し、最後に実際の合成反応として、カップリング反応やメタセシス反応を取り上げて説明する。有機金属化合物を用いる有機合成について基盤的な知識を得ることができる。

到達目標

遷移金属錯体を用いる有機合成反応について、その基礎から実際の利用法まで修得することができる。

キーワード

有機金属、有機合成

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

板書を中心とする。最後にその日の講義内容の理解度を確認する小テストを行う。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 有機金属化学の歴史 授業中に有機金属化学の歴史に関する課題を課すことがある
第2回 カルボニル配位子 授業中にカルボニル配位子に関する課題を課すことがある
第3回 ホスフィン配位子 授業中にホスフィン配位子に関する課題を課すことがある
第4回 配位子置換反応 授業中に配位子置換反応に関する課題を課すことがある
第5回 酸化的付加反応 授業中に酸化的付加反応に関する課題を課すことがある
第6回 酸化的環化反応−代表的な反応様式 授業中に酸化的環化反応に関する課題を課すことがある
第7回 酸化的環化反応−実際の反応例 授業中に酸化的環化反応に関する課題を課すことがある
第8回 還元的脱離反応 授業中に還元的脱離反応に関する課題を課すことがある
第9回 カルボニル挿入反応 授業中にカルボニル挿入反応に関する課題を課すことがある
第10回 アルケン挿入反応−代表的な反応様式 授業中にアルケン挿入反応に関する課題を課すことがある
第11回 アルケン挿入反応−実際の反応例 授業中にアルケン挿入反応に関する課題を課すことがある
第12回 βヒドリド脱離反応 授業中にβヒドリド脱離反応に関する課題を課すことがある
第13回 カップリング反応 授業中にカップリング反応に関する課題を課すことがある
第14回 カルベン錯体 授業中にカルベン錯体に関する課題を課すことがある
第15回 メタセシス反応 授業中にメタセシス反応に関する課題を課すことがある

教科書

なし

参考書、講義資料等

ハートウイグ:有機遷移金属化学(東京化学同人)

成績評価の基準及び方法

有機金属錯体を用いる合成反応全般に関し、その理解度を期末試験により評価する。

関連する科目

  • CHM.D401 : 有機化学基礎特論

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

有機化学に関する基本的な知識を有していることが望ましい。

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