2023年度 有機合成戦略特論   Advanced Strategic Organic Synthesis

文字サイズ 

アップデートお知らせメールへ登録 お気に入り講義リストに追加
開講元
応用化学コース
担当教員名
吉沢 道人  澤田 知久 
授業形態
講義    (対面型)
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
木5-6(G1-110 (G113))  
クラス
-
科目コード
CAP.I533
単位数
1
開講年度
2023年度
開講クォーター
1Q
シラバス更新日
2023年4月5日
講義資料更新日
-
使用言語
英語
アクセスランキング
media

講義の概要とねらい

[概要] 本講義では、有機合成化学において重要な立体構造や分子軌道論、有機光反応を取り上げます。基礎的な「立体電子効果」や「ペリ環状反応」、「フォトクロミック分子」および「固相光反応」を学び、その応用展開として「分子トポロジー」や「空間制御光反応」について紹介します。
[ねらい] 本講義では、学部で学んだ有機化学の基礎と関連づけながら、現代の有機合成化学における最前線を系統立てて学び、基本を身につけることを目的とします。立体構造や軌道論、光反応の原理から応用までを解説し、幅広い知識を修得することを目標とします。

到達目標

本講義を履修することによって次の能力を修得する。
1) 立体電子効果について説明できる。2)ペリ環状反応について説明できる。3) 分子トポロジーを説明できる。4)フォトクロミック分子について説明できる。5)有機および錯体空間での光反応について説明できる。6)固相光反応について説明できる

キーワード

立体電子効果、ペリ環状反応、分子トポロジー、光反応、フォトクロミック分子、空間、固相光反応

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

本講義は、1) 立体電子効果、2) ペリ環状反応、3) 分子トポロジー、4) フォトクロミック分子、5) 空間制御光反応、6) 固相光反応の順番で進める。各講義で、理解度確認のための小テストまたは質疑応答を行う。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 立体電子効果 立体電子効果を分子軌道を用いて説明できる
第2回 ペリ環状反応 ペリ環状反応の理論と実例を説明できる
第3回 分子トポロジー 分子トポロジーの合成例を説明できる
第4回 フォトクロミック分子 フォトクロミック分子について説明できる
第5回 空間制御光反応 有機および錯体空間内での光反応を説明できる
第6回 固相光反応 固相光反応の原理と実例を説明できる
第7回 理解度確認のための演習と解説 第1回〜第6回で修得した知識を使って、演習問題に解答できる。

授業時間外学修(予習・復習等)

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

指定なし。

参考書、講義資料等

配布資料 有り。

成績評価の基準及び方法

理解度確認のための小テストまたは質疑応答(50%)、テスト(50%)により評価する。

関連する科目

  • CAP.I423 : 有機材料化学特論
  • CAP.A423 : 有機合成化学特論第一
  • CAP.I420 : 超分子科学特論

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

履修の条件は設けない。

このページのトップへ