機械加工法の原理と実用的技術に関わる基礎知識を修得するために,まず,機械加工の様式,工作機械の構造・要素・システム構成,工具の種類・構造および工具材料について学ぶ.さらに,実用の観点から材料および設計との関連を理解し,新規機械加工法についても履修する.機械加工法としては切削加工,研削加工,表面仕上げを取り上げる.
【到達目標】ものづくりの基盤技術である機械加工の基本知識を修得することを目的とする.
【テーマ】除去加工法のうち,基本的な機械加工法である切削加工,研削加工,研磨加工を主要課題とする.そして,それら加工法の加工原理,用いられる工作機械の構造・要素・システム構成,工具および工具材料,実用的技術,新規手法について理解を深める.
切削加工,研削加工,表面仕上げ,工作機械,工具材料
✔ 専門力 | 教養力 | コミュニケーション力 | 展開力(探究力又は設定力) | 展開力(実践力又は解決力) |
各回の内容について,スライドおよび関連資料を用いて説明を行う
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | イントロダクション:機械加工とは 切削加工1:切削加工の特徴,切削の様式 | 切削加工の特徴を説明できるようになる |
第2回 | 切削加工2:切削加工用の工作機械,切削工具および切削工具材料 | 切削加工を実現するための工作機械および工具について説明できるようになる |
第3回 | 切削加工3:切りくずの形態,構成刃先,切削抵抗,切削温度,びびり振動 | 切削加工における様々な現象について説明できるようになる |
第4回 | 砥粒加工1:研削加工の特徴,研削の様式,研削盤 | 研削加工の特徴を説明できるようになる |
第5回 | 砥粒加工2:砥粒,砥石,表面仕上げ | 研削といし,表面仕上げを説明できるようになる. |
第6回 | 機械加工法の展開:超精密切削加工,超音波援用加工,ELID研削,CMP | 種々の新加工法についてその特徴を説明できるようになる. |
第7回 | 機械加工の知能化:加工計測,状態監視 | 加工結果や加工状態の測定について説明できるようになる. |
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
未定
中山一雄・上原邦雄,新版機械加工,朝倉書店
(社)砥粒加工学会編,図解 砥粒加工技術のすべて,工業調査会
課題レポートによって,授業内容についての理解度を評価する.
特になし