2018年度 環境化学最前線入門第一   Introduction to the Frontiers of Environmental Chemistry I

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開講元
応用化学コース
担当教員名
本多 牧生 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
集中講義等   
クラス
-
科目コード
CAP.I481
単位数
1
開講年度
2018年度
開講クォーター
1Q
シラバス更新日
2018年4月5日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

[講義の概要] 主に化学的手法を用いて、海洋内および海洋と大気・陸・海底境界域における炭素を中心とした物質循環過程と現在進行中の地球環境変化に伴う海洋環境変化を解説するとともに、海洋研究手法の最前線について紹介する。
[講義のねらい] 海洋の物質循環過程を化学的に理解することは応用化学系の学生にとっては非常に重要である。また海洋観測手法、研究手法を学ぶことは環境研究においても有用である。本講義では海洋の持つ地球環境制御能力について理解することをねらいとする。

到達目標

本講義を履修することによって次の能力を習得する。
1) 環境問題に取り組む際の化学的視点の意義を理解する
2) 海洋における炭素を中心とした物質循環過程と海洋の持つ地球環境制御能力について説明できる。
3) 最新の海洋研究手法と成果に関する知識を習得する。

キーワード

地球温暖化、海洋酸性化、二酸化炭素、溶解ポンプ、生物ポンプ

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

(1) 海洋と境界域における炭素を中心とした物質循環過程と海洋の持つ地球環境制御能力に関する講義
(2) 講義内容に関するレポートの作成

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 以下のテーマで講義を行う ○地球環境問題と海(地球温暖化、海洋酸性化、人新世) ○海洋循環(放射性炭素) ○栄養塩(栄養塩分布の時空間変動、微量栄養塩:鉄) ○炭酸系の化学(溶解度、化学平衡、時空間変動) ○海洋観測研究手法(船舶観測、ブイ観測、衛星海洋学、数値シミュレーション) ○生物ポンプ(生物生産、炭素輸送) ○古海洋学(最終氷期の二酸化炭素濃度と海洋環境) 海洋における炭素を中心とした物質循環過程と海洋の持つ地球環境制御能力について説明できる。

教科書

指定なし

参考書、講義資料等

指定なし

成績評価の基準及び方法

全出席が原則であるため、毎回の授業で出席を取ります。提出されたレポートを採点し、評価を決定します。

関連する科目

  • CAP.I405 : 環境化学
  • CAP.I482 : 環境化学最前線入門第二
  • CAP.I419 : 環境化学実験法
  • CAP.I536 : 物質循環特論
  • CAP.I435 : 地球化学特論

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

履修の条件を設けない

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