2022年度 有機化学演習第三   Exercise in Organic Chemistry III

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開講元
化学系
担当教員名
江口 正  後藤 敬  大森 建  工藤 史貴  鷹谷 絢  小野 公輔  安藤 吉勇  宮永 顕正  鍬野 哲 
授業形態
演習    (対面型)
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
金1-2(H116)  
クラス
-
科目コード
CHM.D303
単位数
1
開講年度
2022年度
開講クォーター
4Q
シラバス更新日
2022年4月20日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

本講義では、化学系300番台必修科目の「有機化学第三」の理解を深めるための演習と解説を行う。また、同クォーターに開講される「有機化学総合実験」の解説、ディスカションも行う。 有機化学の学習効果を高めるためには多くの演習問題を解くことが効果的であり、「有機化学第三」と「有機化学総合実験」をしっかりと理解することを目標としている。また、有機化学に関する考察力,独創力の養成をはかる。

到達目標

本講義を履修することによって次の能力を修得する.
1) 授業計画にある有機化合物の構造式、反応性、合成法などを説明できる。
2) 総合的な有機実験方法、実験レポートの内容を説明できる。
3) 有機化学総合実験において合成した化合物の、スペクトル解析に基づいた構造決定方法を説明できる。

キーワード

カルボニル化合物、エノラートの化学、ベンゾイン縮合、カルボニル基の還元における立体選択性、骨格転位、カルボカチオン転位、Claisen転位、シグマトロピー転位

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

各講義の前半20分は、前の講義で課した宿題の解説に当てる。ついで授業計画にある内容を説明し、さらにその演習を行う。講義最後10分間を、演習問題の解説に当てる。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 カルボニル化合物の化学 I  アセト酢酸エチルのアルキル化と脱炭酸 講義内容に関する演習と宿題
第2回 カルボニル化合物の化学 II  Mannich反応、Robinson環化反応 講義内容に関する演習と宿題
第3回 ベンゾイン縮合 講義内容に関する演習と宿題
第4回 カルボニル基の還元における立体選択性 講義内容に関する演習と宿題
第5回 骨格転位、カルボカチオン転位 講義内容に関する演習と宿題
第6回 Claisen転位 講義内容に関する演習と宿題
第7回 Cross coupling reaction 講義内容に関する演習と宿題

授業時間外学修(予習・復習等)

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

特になし。OCW-iで資料が提供される場合がある.

参考書、講義資料等

ボルハルト・ショアー現代有機化学(上)、(下)

成績評価の基準及び方法

講義時に課される課題(30%)、および総合演習(期末試験)(70%)。
対面による期末試験を実施する予定。新型コロナウイルス感染拡大状況等により。期末試験の実施方法は変更の可能性がある。

関連する科目

  • CHM.D201 : 有機化学第一
  • CHM.D202 : 有機化学第二
  • CHM.D301 : 有機化学第三
  • CHM.D203 : 有機化学演習第一
  • CHM.D204 : 有機化学演習第二
  • CHM.D205 : 有機化学基礎実験
  • CHM.D305 : 有機化学総合実験

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

履修条件は特に設けないが、有機化学第一、有機化学第二、有機化学演習第一、有機化学演習第二、有機化学基礎実験、を履修していることが望ましい。

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