計算化学を通じて有機化学反応に関する理解を深めることを目的とし、計算化学ソフトウエア(Spartan、Gaussian)を使用して有機化合物の電荷密度、HOMO/LUMO、安定配座や反応の遷移状態などの計算に関する実習を行う。
この講義と演習を通じて計算化学の基礎を学び、有機化合物の化学的性質や安定配座、有機化学反応における不安定中間体や遷移状態などの構造や反応性を計算し、有機化学についての知識を深めることができる。
量子化学計算
DFT計算
遷移状態計算
配座計算
Spartan
Gaussian
✔ 専門力 | 教養力 | コミュニケーション力 | ✔ 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
毎回、講義と演習を行う。
毎回の授業で出席を取ります。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | 計算化学ソフトウェアSpartanを用いた演習(構造式の入力方法) | 授業中に課する |
第2回 | 講義および計算化学ソフトウェアSpartanを用いた演習 (IR計算、pKaの算出等) | 授業中に課する |
第3回 | 講義および計算化学ソフトウェアSpartanを用いた演習 (HOMO/LUMOおよび静電ポテンシャルマップの計算等) | 授業中に課する |
第4回 | 講義および計算化学ソフトウェアSpartanを用いた演習(最安定配座および回転障壁の計算等) | 授業中に課する |
第5回 | 講義および計算化学ソフトウェアSpartanを用いた演習(不安定反応中間体の構造計算等) | 授業中に課する |
第6回 | 講義および計算化学ソフトウェアSpartanを用いた演習(反応の遷移状態の計算等) | 授業中に課する |
第7回 | 講義および計算化学ソフトウェアGaussianを用いた演習 | 授業中に課する |
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
指定なし
講義資料は授業中に配布する。
すぐできる量子化学計算 ビギナーズマニュアル(講談社サイエンティフィク)
第5版 実験化学講座12 計算化学(丸善)
レポート(約75%)と出席(約25%)により評価する
下記の予備知識と技能が必要である。
1. 有機化学に関する基礎知識
2. 有機反応に関する基礎知識
3. TsubameへのログインIDを有すること