2018年度 無機化学演習第二   Exercise in Inorganic Chemistry II

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開講元
化学系
担当教員名
川口 博之  植草 秀裕  石田 豊  玉置 悠祐  関根 あき子 
授業形態
演習     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
水3-4(H136)  
クラス
-
科目コード
CHM.B303
単位数
1
開講年度
2018年度
開講クォーター
1Q
シラバス更新日
2018年3月20日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

本講義では、無機化学を理解するのに必要な点群、群論、分子軌道法、結晶場理論、および配位子場理論ついて演習形式で学ぶ。
群論および分子軌道法を、典型元素や金属錯体などの無機化合物の構造、電子状態、分光学などの問題に応用できるようになることを目指す。

到達目標

本講義を履修することによって次の能力を修得する.
1) 無機化合物の構造と価電子の関連について説明できる.
2) 金属錯体の構造と電子状態を説明できる.
3) 金属錯体の電子スペクトルや分子振動を説明できる

キーワード

点群、群論、結晶場理論、配位子場理論、Wade則、田辺・菅野ダイヤグラム

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

講義は、基本事項の説明、演習問題の取り組みからなる.担当教員の指示にしたがい、授業外の十分な予習・復習が必要である。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 Wade則、有効原子番号則 電子不足化合物の結状態および構造を説明できる
第2回 分子の対称性と群論(1)-分子の形と対称、点群 分子の対称性を点群で説明できる
第3回 分子の対称性と群論(2)-振動分光 金属錯体の振動分光を群論で説明できる
第4回 金属錯体の構造(1)-結晶場理論、配位子場理論 金属錯体の中心金属におけるエネルギー準位の分裂を説明できる
第5回 金属錯体の構造(2)-金属錯体の分子構造 金属錯体の構造と中心金属の電子状態の関係を説明できる
第6回 金属錯体の電子スペクトル(1)-微視的状態、項記号 多電子系に対する電子の取り扱いが説明できる
第7回 金属錯体の電子スペクトル(2)-相関図 配位子と相互作用すている金属イオンのエネルギー相関図を説明できる
第8回 金属錯体の電子スペクトル(3)-田辺・菅野ダイヤグラム 田辺・菅野ダイヤグラムを用いて金属錯体の電子スペクトルを説明できる

教科書

化学科無機・分析化学部門編 「無機・分析化学実験」

参考書、講義資料等

1) シュライバー「無機化学(上下)」東京化学同人
2)講義資料は講義中に配布する

成績評価の基準及び方法

講義で説明した無機化学の基礎に関する事項を理解しているか,小テストとレポートで評価する.

関連する科目

  • CHM.B201 : 無機化学第一
  • CHM.B301 : 無機化学第二
  • CHM.B203 : 無機化学演習第一
  • CHM.B202 : 基礎分析化学
  • CHM.B205 : 無機・分析化学基礎実験
  • CHM.B305 : 無機・分析化学総合実験

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

履修の条件を設けない

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