2016年度 有機反応論   Organic Reactions

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開講元
化学系
担当教員名
岩澤 伸治 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
火3-4(H135)  金3-4(H135)  
クラス
-
科目コード
CHM.D333
単位数
2
開講年度
2016年度
開講クォーター
3Q
シラバス更新日
2016年4月27日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

酸化、還元反応についてその基礎から応用まで講義を行う。まず、酸化反応、還元反応の定義を述べた後、酸化反応について、反応剤別にその反応機構に関し解説した後、その特徴や選択性など、実際の利用法など実践的な解説を行う。次いで、還元反応についても同様の解説を行う。最先端のトピックスなどについても随時取り上げる。
官能基変換反応として重要性の高い酸化還元反応全般について理解することを目的とする。

到達目標

有機化合物の合成に必要不可欠であるが、これまで単発的に解説されてきた酸化,還元反応に関し、その基本的な事項から実際の合成反応としての利用法まで、深く理解できる。同時に、これまでに学んできた有機化学の基礎的知識を再確認し、更に深く理解することができる。 

キーワード

酸化反応、還元反応

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

はじめに前回の復習を簡単に行った後、板書講義。最後に理解度を確認するミニテストを行う。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 酸化反応概論 授業中に酸化反応に関する課題を課すことがある
第2回 クロム反応剤を用いる酸化反応 授業中にクロム反応剤を用いる酸化反応に関する課題を課すことがある
第3回 マンガン反応剤を用いる酸化反応 授業中にマンガン反応剤を用いる酸化反応に関する課題を課すことがある
第4回 四酸化オスミウムを用いるジオール化反応とオゾン酸化 授業中に四酸化オスミウムを用いるジオール化反応とオゾン酸化に関する課題を課すことがある
第5回 過酸化物を用いる酸化反応−1:Bayer-Villiger反応 授業中に過酸化物を用いる酸化反応に関する課題を課すことがある
第6回 過酸化物を用いる酸化反応−2:アルケンのエポキシ化反応 授業中に過酸化物を用いる酸化反応に関する課題を課すことがある
第7回 ジメチルスルホキシドを用いるアルコールの酸化反応 授業中にジメチルスルホキシドを用いるアルコールの酸化反応に関する課題を課すことがある
第8回 酸化反応のまとめと還元反応概論 授業中に酸化還元反応に関する課題を課すことがある
第9回 接触水素化反応 授業中に接触水素化反応に関する課題を課すことがある
第10回 ヒドリド還元剤−水素化アルミニウムリチウム、及び関連する還元剤 授業中にヒドリド還元剤に関する課題を課すことがある
第11回 ヒドリド還元剤−水素化ホウ素ナトリウム、及び関連する還元剤 授業中にヒドリド還元剤に関する課題を課すことがある
第12回 ボラン還元 授業中にボラン還元に関する課題を課すことがある
第13回 ヒドロホウ素化反応 授業中にヒドロホウ素化反応に関する課題を課すことがある
第14回 電子による還元 授業中に電子による還元に関する課題を課すことがある
第15回 Birch還元と還元反応のまとめ 授業中にBirch還元に関する課題を課すことがある

教科書

なし

参考書、講義資料等

新実験化学講座および第四版実験化学講座(丸善)

成績評価の基準及び方法

酸化・還元反応全般に関し、その理解度を期末試験により評価する。

関連する科目

  • 合成有機化学

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

有機化学I〜IIIを履修していること、または同等の知識があること。

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