2020年度 物理学特別講義発展第三十三   Advanced Special Lectures in Physics XXXIII

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開講元
物理学コース
担当教員名
萩野 浩一  中村 隆司 
授業形態
講義
メディア利用
Zoom
曜日・時限(講義室)
集中講義等   
クラス
-
科目コード
PHY.P673
単位数
1
開講年度
2020年度
開講クォーター
3Q
シラバス更新日
2020年9月29日
講義資料更新日
-
使用言語
英語
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講義の概要とねらい

量子多体系として原子核を理解することの大きな課題の一つは、核子相関がその性質にどのように影響を及ぼすかということを明らかにすることである。この講義では、特に中性子過剰核のような弱束縛原子核を取り上げ、その基底状態の性質や崩壊のダイナミックスなどを理論的に議論する。ここで重要となるのが核子間にはたらく対相関であるが、この対相関がどのように弱束縛及び非束縛核のダイナミックスに影響を与えるか詳しく議論する。

到達目標

到達目標】
中性子過剰核の物理を理論的に理解する。また、その理論手法の初歩を学ぶ。
【テーマ】
中性子過剰核、電磁遷移、共鳴状態、対相関

キーワード

中性子ハロー、クーロン励起、和則、共鳴状態、散乱長、原子核の変形、2中性子ハロー、ボロミアン原子核、ダイニュートロン相関、3体模型、超重元素

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

スライドと iPad の手書きノートを併用しながら進める。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 イントロダクション:中性子過剰核の物理と r-プロセス元素合成 元素合成の様々なシナリオを説明せよ。
第2回 1粒子ハロー核の性質 束縛状態の平均2乗半径と軌道角運動量の関係を述べよ。
第3回 非束縛核と共鳴現象 共鳴状態とは何か説明せよ。
第4回 変形した不安定核 原子核の変形とハロー現象の関係を説明せよ。
第5回 原子核における対相関と2中性子ハロー核 原子核構造に対する対相関の役割を述べよ。
第6回 2中性子ハロー核の励起と崩壊 ダイニュートロン相関があると2中性子ハロー核の励起がどのように影響されるか述べよ。
第7回 超重元素と中性子過剰核 超重元素の生成で中性子過剰核ビームを使う重要性を議論せよ。

教科書

なし

参考書、講義資料等

「不安定核の物理」(中村隆司著、共立出版)
“Theoretical models for exotic nuclei”, H. Sagawa and K. Hagino, Euro. Phys. JA51, 102 (2015).

成績評価の基準及び方法

出席及びレポートによる

関連する科目

  • PHY.F437 : 原子核物理学発展

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

特になし。

連絡先(メール、電話番号)    ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。

hagino.kouichi.5m[at]kyoto-u.ac.jp

オフィスアワー

授業中適宜質問を受け付ける。

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