2022年度 代数学特論E   Advanced topics in Algebra E

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開講元
数学コース
担当教員名
加藤 文元 
授業形態
講義    (ライブ型)
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
月5-6  
クラス
-
科目コード
MTH.A501
単位数
1
開講年度
2022年度
開講クォーター
1Q
シラバス更新日
2022年3月16日
講義資料更新日
-
使用言語
英語
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講義の概要とねらい

p進体などの非アルキメデス的付値体上の解析幾何学を念頭においてTateやRaynaudによって構築されたリジッド幾何学は、現在では代数幾何学や数論幾何学のみならず、数学の様々な分野で重要になりつつある比較的に新しい幾何学の枠組みである。この講義ではリジッド幾何学の基礎について一通りの内容を網羅することを目標とする。

到達目標

(1) リジッド幾何学について一通りの基礎を身につける
(2) リジッド幾何学と形式幾何学の関係を理解する
(3) リジッド幾何学の応用の可能性について知見を深める

キーワード

リジッド幾何学、形式幾何学、非アルキメデス的一意化

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

通常の講義形式による. また, 適宜レポート課題を出す.

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 導入:Tate曲線 講義中に指示する
第2回 アフィノイド代数(1) 講義中に指示する
第3回 アフィノイド代数(2) 講義中に指示する
第4回 極大スペクトラム(1) 講義中に指示する
第5回 極大スペクトラム(2) 講義中に指示する
第6回 アフィノイド部分領域 講義中に指示する
第7回 アフィノイド空間(1) 講義中に指示する
第8回 アフィノイド空間(2) 講義中に指示する

授業時間外学修(予習・復習等)

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する 予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

使用しない.

参考書、講義資料等

『リジッド幾何学入門』岩波数学叢書,岩波書店,2013年(ISBN-10: 400075977)

成績評価の基準及び方法

講義中に提示する演習問題の解答をレポートとして提出してもらい、その解答状況による。

関連する科目

  • MTH.A502 : 代数学特論F
  • MTH.A301 : 代数学第一
  • MTH.A302 : 代数学第二

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

ハーツホーン程度のスキーム理論の基礎を知っていることが望ましいが必須ではない。

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