この講義は1Qに開講される「代数学特論A」に続くものである。ガロア表現のゼータ函数に関する最も著しい結果の一つとして「保型性」の証明がある(その応用として Fermat の最終定理や佐藤-Tate 予想が証明された)。この講義では保型形式について復習した後、ガロア表現の保型性の証明に使はれる道具を準備し、証明の概略を解説する。
この講義の基礎概念であるガロア表現、保型形式、保型性等に親しむ事。
それらを基に、自分で新しい事を考へられる様になる事。
ガロア表現、保型形式、保型性
✔ 専門力 | 教養力 | コミュニケーション力 | ✔ 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
通常の講義形式による講義に問題演習を取り込む
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | 保型形式 | 講義中に指示する |
第2回 | モジュラー曲線 | 講義中に指示する |
第3回 | ヘッケ環 | 講義中に指示する |
第4回 | ガロア表現の変形理論 | 講義中に指示する |
第5回 | セールの保型性予想とフォンテーヌ-メイザー予想 | 講義中に指示する |
第6回 | R=T型定理(その1) | 講義中に指示する |
第7回 | R=T型定理(その2) | 講義中に指示する |
第8回 | R=T型定理(その3) | 講義中に指示する |
特になし
斎藤毅『フェルマー予想』(岩波書店)2009年
「l進ガロア表現とガロア変形の整数論」 報告集
http://www.math.sci.osaka-u.ac.jp/~ochiai/ss2009proceeding/ss2009proceeding.html
「R=Tの最近の発展についての勉強会」報告集
http://www.kurims.kyoto-u.ac.jp/~gokun/R=T.html
レポートによる。 詳細は講義中に指示する。
特になし