2017年度 幾何学特論H1   Advanced topics in Geometry H1

文字サイズ 

アップデートお知らせメールへ登録 お気に入り講義リストに追加
開講元
数学コース
担当教員名
野坂 武史 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
金5-6(H119A)  
クラス
-
科目コード
MTH.B508
単位数
1
開講年度
2017年度
開講クォーター
4Q
シラバス更新日
2017年8月21日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
アクセスランキング
media

講義の概要とねらい

群コホモロジーの適用例として、低次元位相幾何学や数論や代数K群などに表れる。本講義では群コホモロジーの研究例や応用例を紹介する。例えば、マッセイ積やscissors congruenceや安定性定理や(2次)特性類などについて言及する。本講義は第3クォーターに行われる「幾何学特論G1」の続論である。

到達目標

群コホモロジーのトポロジーへの応用例を紹介する. 2コマづつで一つのトピックを進める予定である. 考えている話題は, マッセイ積, 低次元トポロジーへの応用, Dickson多項式,2次特性類などである.

キーワード

群のコホモロジー、基本群、被覆、中心拡大、カップ積、特性類

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

通常の授業

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 マッセイ積と冪零群 定義と性質の確認
第2回 マッセイ積とMilnor不変量とジョンソン準同型 定義と性質の確認
第3回 群コホモロジーの低次元多様体論の応用例 定義と性質の確認
第4回 Chern類とDickson 多項式 定義と性質の確認
第5回 コサイクルの記述例 定義と性質の確認
第6回 単体的多様体と(2次)特性類の概説 定義と性質の確認
第7回 2次Chern-Simons類の記述. 定義と性質の確認
第8回 拡大Bloch群と双曲体積と代数K群との関連 定義と性質の確認

教科書

特になし.必要に応じて講義資料を配布する.

参考書、講義資料等

K. S. Brown 「Cohomology of groups 」
Dupont, 「Curvature and Characteristic Classes 」

成績評価の基準及び方法

レポート課題による

関連する科目

  • MTH.B202 : 位相空間論第二
  • MTH.B301 : 幾何学第一
  • MTH.B302 : 幾何学第二

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

群論や位相の基本事項を仮定する。また(常)ホモロジー理論の基本を知っていることが望ましい。

その他

「幾何学特論G1」を履修していること。
予備知識を気にせず、わからないことは率直に聞いてください。

このページのトップへ